■呑録(旧暦2/24)
この街に置き忘れたかけらはないが、四半世紀余りあとに我が娘を住まわせることになるとは…。
出かけた時間が遅かった割にはスムースに片付いた。必要なものの買い出しは明日に回して、取りあえず喉の渇きを癒しに。
たまには北口も良いかと駅前の細い小路へ。入って間もなく、店先にビールの空瓶が高く積まれ、やたら賑わっている店がある。看板を見たら、なんと南口の本店のある老舗やきとり屋。当然ながら辺りの店はすっかり変わり、昔の面影はない。先に進むと、家庭料理と書かれた店が…。
ここなら食事もできそうと、ドアを開ける。カウンターと奥に大テーブルが一つ。カウンターの上には大皿料理がずらっと並べられ、ママさんが一人で切り盛りしている。
『ギネスドラフト』
まずは喉を湿そうと。樽生かと思いきや瓶入り。丸々一本をタンブラーに注ぎ、ヘンテコな道具の上に置いたと思ったら、タンブラー内から細かな泡が立ち上がってきて程良い量に。初めて見る道具だが、料飲店専用かも。
ビールの味は「これがスタウト?」っていうくらい薄い。orz
大皿から鯛のアラと牛蒡の炊き合わせ、蕗煮、独活のきんぴらの三品を。他におぼろ豆腐の厚揚げ焼、豚しゃぶサラダ、チーズの盛り合わせなどを頼んで飲み始める。
『初孫生もと純米酒』
ギネスを半分ほど飲んだところで燗酒を頼む。燗酒はこれか、高清水。「よろしければ他のもお燗しますよ」といううれしいお言葉に冷蔵庫を覗くが…。「ダメだ、こりゃ」。燗でうまくなる酒がない。
「初孫で良いです」と熱めに頼んだら飛び切り燗以上煮酒未満が出てきた。持てない。orz
しかも、生もとらしい押し味もなく、薄っ辛いだけ。「熱すぎたかなぁ」と冷めるのを待つが、平板さに変わりはない。Web siteの日本酒度:+2、酸度:1.4、アミノ酸:1.6。この数値が感じられないのだ。それでもお代わりを頼むところが、ただの呑兵衛おやぢ。
料理はどれもおいしくいただいただけに、酒の味気なさが余計に目立ってしまったが、懐かしさに救われた夜だった。


「さぁ、帰ろう」と、バス通りに出る路地に入って何気なしに左手の店を見たら、そこが『快楽満堂』の
rolling_tamaさんご推薦の『夢飯』だった。
場所はしっかり覚えたよ。>玉さん