引越用にと選んだ車、「替えるな」といったタイヤを替えた挙げ句、残溝の少ないタイヤをしれ〜っと着けてある。出がけからイヤ〜な気分だったが、まさか的中することになろうとは…。orz
日が暮れるまでこき使われ、さぁ帰るぞと、いつもの外環大泉ICから高速にのったは良いけど、アクセルを踏み込むと妙なバイブレーションが。「安物のマッサージチェアか?」と軽口を叩きながら雨の関越道をひた走る。
途中、どうにも気になって寄居PAでタイヤをチェックするも、締め付けボルトに異常はない。エアもOKだ。昼間なら接地面もチェックできただろうが、生憎の暗がり。騙し騙し走ろうと、再び走行開始。
北関東道とのJCを過ぎ、間もなく高崎ICの灯が見える頃だと思ったその時…、いきなり右太腿の下で何かが弾けた!!
と同時に、猛烈な音と振動が。なんと、タイヤがバーストしたではないか。
幸い直後に後続車はいない。ハザードを点け、後ろを確認しながら追い越し車線から路肩へ。目一杯ガードロープに寄せて停車し、外へ出る。
タイヤはズタズタ。スペアとの交換の準備にかかるが、「まいった」。ジャッキが入らない。加えてセルまで回らなくなった。
小降りとはいえ雨は降っているし、暗がりでの作業。自分の手に負えないと保険会社のサービスデスクへ電話し、レッカーを手配してもらう。
車内でひたすら待つ時間はやけに長く感じられる。小一時間ほどでレッカー到着。さすがプロ、コストダウンのためどんどん貧弱になっている車載工具では太刀打ちできないフル装備。
あれよあれよでタイヤが外されたが、帰ってきた言葉が「こりゃひでえや」。群馬弁がさらに続く。「タイヤを替えてセルさえ回ればなんとか」と思っていた以上に重傷のようだ。
バースとしたタイヤがエアコンのコンデンサ(?)を叩き、吊り下げブラケットを破損。害のなかった前部のブラケットによってかろうじてぶら下がっている状態。イグニッションケーブルのコネクタも同様。このせいでセルが回らなかった。給油口がパタパタ。オープナーのワイヤもやったのか。ちゃちな紙(?)製タイヤハウスカバーもひどい。
「タイヤ換えて、直結してやればエンジンはかかるから、自走できる」といわれ、作業を手伝った。ほどなくエンジン復活。スペアのエアが少ないが、保険会社が手配してくれたディーラーまでなら何とかなるだろう。
「レッカーの高速料金だけご負担ください」とあらかじめ言われていたので、「料金は?」と尋ねると「350円だけおくれ」。「え〜っ!? この区間、そんなに安いの?」。JAFを呼んだら非会員価格。とてもこんなで済まなかっただろう。
高崎ICからR17へ出てN系ディーラーの工場に向かう。営業時間はとっくに終わっていただろうに待っていてくれて、エアコンのコンデンサが落ちないよう応急処置をしてもらい、タイヤのエアを補給。待っている間にコーヒーまで出してもらって修理費無料。N系ディーラー、太っ腹だ。次もまたN社にするよ。:-)
「高速は使わない方が…」といわれ、いったんは一般道を選択したが、三国の舗装状態なら高速の方が振動は少ないだろう。それにR17ほど暗くないし、万が一のときも非常電話がある。
てな訳で再び関越道へ。
「予定どおりなら、今頃家で酒を燗していたはずだよなぁ」という時間になっていたが、車がこの有り様なので、最高80km/hに抑えて、といってもこれが制限速度だ(^^; が、トンネルを越えたら… 「雪だぁ!!」。
幸い路肩も路面は露出。チェーン規制もなかったから良かったけど、春の雪とはいえ路面に溜まるようになったら、このタイヤではさすがにきつい。用心しながら長い急坂を下る。
「まだこんな所かぁ」。制限速度の範囲内だからいらつくほど進まない。やがて地震で傷んだ地帯に進入。相変わらず左右にうねるような揺れ。以前の状態に戻せるのだろうか。
最寄りのインターを出たときには、シンデレラならかぼちゃの馬車に戻った時間。
そこからしばし、近くのコンビニで夕食代わりの夜食と缶ビールを買って、「さぁ、帰るぞ」といったその時、最後のオチが…。


エンジンがかからない。フューズをやってしまったようでイグニッションキーを回してもメーター内のランプすらつかない。今度こそ息絶えたか。orz
車をコンビニの駐車場に放置。普段なら車でしか行かない距離を歩いて戻るが、さほどの距離を感じない。お江戸で歩き慣れたか。「安直に車に頼る田舎の人間の方が足は弱るぞ」、そんな話をしながら深夜の散歩。
家に戻ってTVをつけたら、フジ系F1 Bahrain GPも既に中盤を過ぎている。サントリーモルツ スーパープレミアムとエビス超長期熟成で夜食を流し込んでいる間にRenaultの開幕3連勝が決まった。
ま、考えようによってはよくぞ戻ってこられた。それに、バーストしながら事故につながらなかったことも不幸中の幸い。まだ運があるということかも。