或る別離

■呑録(旧暦3/24)
何を飲もうかとしばらく思案したが、意を決してこれに。最後の一回分を…。orz
『睡龍 生もと純米吟醸 15BY』
冷やで。3ヶ月の開栓放置でだいぶ開いた感はあるものの、もっと置きたかったなぁ。
当然、湯気燗(徳利から立ち上る湯気を視認できる温度:おやぢ命名)。凛と引き締まったボディに抑えの利いたうまみ。外連みのない後キレで安心して飲める。
常温なら、もう2年? いや、3年かな? いっそ4年我慢したら、とんでもない酒に化けるのでは…。この酒の未来を探るのは本当に楽しみ。
肴は、鮪の山かけ。この山芋、箸で摘めるな。肉じゃが、今日は牛かいな。そうそう、黒毛和牛も退治せねば。これは塩コショーで。わぉ、ホタルイカも片付けろって。なんか、中華風のあんかけ擬きがあるなぁ。ちょっと甘いか。どれを口にしても、酒を含めば、きちっと舌を洗ってくれる。いつものことながら、睡龍を飲むと箸が止まらない。
造ったご本人の言を借りれば「華のない酒」となるが、こういう引き締まった辛口の酒にはそうそう出会えるものではない。華美な花なんか無用、実のある酒が飲みたいんだ。
いっそ加温貯蔵するか。よからぬ浅知恵が脳裏をかすめた夜だった。


720mlの方は、しぶとく放置中。こちらは間もなく半年かな。:-)

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