シャキッとね
久々の午前様まで大魔人と痛飲したのは良いが、寝不足からか、身体に力が入らず。
年ですなぁ〜。orz
そんな体調に活を入れるため、あえてサンプルに手を出すことに。緊張!!
『銘柄非公開』
まずは冷やで。ふぅむ、含み香の最後に感じるこの匂い… ちょっと引っかかる。香気性アルコールだろうか。味はとても+10とは思えないほど。ほどほどの幅味もあり、捌けも良いが… 後切れにやや難あり。しかし、これが市販のものなら、よく練れた酒を出してくれていると思う。
ことさら強い酒ではないので、熱燗(50℃近辺)にしてから冷ます。
燗で薄れたとはいえ、やはり最後に鼻に抜けてくる香りが気になる。温められて捌けもさらに良くなり、旨味も兼ね備えているとは思うが、後口が今イチすっきりしない。
2度目の印象も最初とそう変わりないし、値段も2,000円前後よりもう一クラス上のはずだから、やはり見送りだろうか。
モヤモヤしたものが残ったので、休前日を口実に口直しのお代わりを。
『羽前白梅 純米酒』
地味なラベルと肩書きに欺されてはいけない。この酒、酒造好適米「美山錦」を50%にまで磨いて仕込まれている。それでいながら“タダの”純米酒とは…。分かる人には分かってもらえても、このままではちょっと気の毒になる酒なのだ。
冷やジュル(*1)なしでいきなり熱燗超から冷ましつつ、口に運ぶと、「あぁ、これだよ」、ついニンマリしてしまう美酒。涼やかな吟味あり。フワッと旨味を広げて、スッと切れ上がる。16度台のアルコール分がしっかりと骨組みを形作っていることもあり、こういう酒を食中酒にできる幸せを実感。
それも、開けたてでこんなにうまいなんて、ここの蔵には珍しいことだ。(苦笑)
塩胡椒で炒めた豚肉。酒を替えてから箸の進み具合もスピードアップ。つけ合せのキャベツの千切りやブロッコリー・トマトとともに完食。
子持ちししゃも。といっても、擬き(キャペリン)だけど、この卵の食感は久しぶりだし、酒がうまいから許すとしよう。
生揚げ(=厚揚げ)と牛蒡の炊いたの。牛蒡の香りが移った生揚げを噛むと、煮汁がジュッと口に…。こういう汁気のあるものと合わせる燗酒の何とうまいことか。
あんなに飲んだのに、日が暮れるとまた酒に吸い寄せられていく。旨酒もこうなると罪作りかもしれないね。
【冷やジュル】ひやじゅる
冷やでジュルジュルの略。つまり、きき酒のこと。おやぢ語。(^^;
ラーメンで有名なところかな?
>nizakeさん
2軍落ちにしたでしょ?
値段調べようと思ったら、載ってないんだもの。orz