日々是…

家飲みとはいえ、仕事柄、半分以上が試飲みたいなもの。
飲んでは放置、放置しては飲み、空けば空いたで次の酒が出を待っている。
一年中、これの繰り返しだから、ホントに飲みたい酒を飲む機会は意外と少ない。
数多の旨酒に囲まれながらも、実態はこんなものですよ。(苦笑)
この日も巡回の一環ですな。久々のアル添酒の出番。
『綿屋 特別本醸造 かんかん酒 H14BY』
wataya_kura.jpgさすが14BY。冷やジュルでもハネはなく、綿屋らしい酸と甘みを伴った旨みが口に広がり、喉を過ぎるとスッと消える。
アルコールのハネも、浮きもなく、ボロな純米よりずっとマシ、といって良いだろう。
「かんかん酒」は「燗燗酒」とも書くが、冷やでも十分いける酒だ。
熱燗(50℃近辺)を超えるほどに燗をつける。
アル添酒にありがちなツンツンと鼻を刺す香りもなく、するっと喉を通る。
惜しむらくは燗でむしろスリムになってしまうこと。
14BYからの瓶貯蔵、かつ開栓直後であることを考えれば、もう一週間ほどの放置が必要かも知れない。
「肉を焼くけど、味付けは?」「塩・胡椒で良いよ」で、焼かれた豚肉をパクつく。
豚肉・里芋・長葱・人参・シメジの煮物が大鉢にドッサリ。
この量からすれば明日もあるだろうが、こういう田舎料理が一番ホッとすることも確か。
カイワレ・胡瓜・トマトのサラダ。ちょっとドレッシングの後味が…。
野沢菜の新漬けで口を直しながら杯を重ねると、定量は呆気なく終わった。
重くないから量も飲めるだろう。外でのつきあい酒ではそういう飲み方も必要になるが、家では無理に量を追うこともないから、きちんと飲み応えのある酒の方が良いかも。

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日々是…” に対して6件のコメントがあります。

  1. はんな より:

    私の駄ブログにコメントをありがとうございます。
    「綿屋」は、馴染みのお店によく置いてあり、尚且つ、あまり日本酒の種類が多くないので(多分、10種くらいしかありません)よく飲みます。
    >家では無理に量を追うこともないから、きちんと飲み応えのある酒の方が良いかも。
    確かに、そうですね。
    ぜったい、外で飲んでる方がおいしいです。(お店の雰囲気がいいから、とか、お気に入りの料理人が居るから・・・とか。楽しいですから)
    ものすごく極端なことを言うと、デパートの試飲販売で買って、数十分、電車に乗って帰ってきて、さて、と、家で開けると、さっきの試飲販売の味じゃない・・・と思うことも。(爆)
    これを機に、私の駄ブログの「マイブログリスト」にリンクさせていただきます。
    不都合でしたら、ご連絡ください。

  2. Masamune より:

    >はんなさん
    ようこそ、変人blogへ。(苦笑)
    馴染みのお店に日本酒が10種類もあれば十分でしょ。
    それに外で飲めるって、或る意味幸せですよ。
    私なんぞ身体が変わったのか、近くで日本酒を飲める店がなくなりましたから、もっぱら家飲み。
    ま、財布にはやさしいですけど、たまには京でおばんざいをアテに飲みたいです。
    また、リンクありがとうございます。どうぞよしなに。_(._.)_

  3. はんな より:

    >たまには京でおばんざいをアテに飲みたいです。
    その際は、お声を掛けてくださまし。^0^

  4. Masamune より:

    >はんなさん
    もう3年も前ですが、その時はここへ行ったのかな。
    http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/spot/sp_4B764D021B1886B149256E4400357475
    最近、なかなか京都・大阪の市内へ行く機会がなくて…。
    なにせ蔵があるのは片田舎ばかりですから。(´ヘ`;)

  5. はんな より:

    このお店、女性二人くらいでやってはるお店ですよね?昔、よく名前を聞いたように記憶しています。
    >なにせ蔵があるのは片田舎ばかりですから。(´ヘ`;)
    確かに・・・。
    滋賀も車じゃないと、とても行けないようなところが多いです。
    でも、車で行くと試飲できないし、哀しいです。(; ;)

  6. Masamune より:

    >はんなさん
    蔵では「飲」はしませんよ。利くだけですから、もったいないけど吐いちゃいます。
    そのまま飲に雪崩れ込んだのは、鳥取の某お蔵だけ。
    人はそれを「舞」と呼ぶ♪(笑)

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