酒器 -4-

たぶん不味酒の話を書く気になれないだろう、と逃げを用意した。(^^;
三平さん伏せられたべく杯をどう使うか、気になった方もおありだろう。
aidu01.jpg杯が口に合わず、酒がぼやけてしまうから普段使うことはないが、ウチにも変わり種が一つ。
この徳利と杯がそれ。ずいぶん前に会津で、変わった形だけに惹かれ、買い求めたものだ。
径は結構な大きさ(90mm超)だから、とても一気に飲み干せる容量ではない。「飲みかけの杯をどうしたらいいのですか?」と尋ねたときに、「これなんかどう?」と出てきたのが…
aidu02.jpg手前にある、この追加パーツ。
素焼きのどうってことない、それこそ二束三文の品だ。確か、当時で100円。
これ、煎茶をおやりになる方なら分かるかもしれないけど、急須の口(^^;ならぬ、急須の蓋置きらしい。
さて、これをどうするのか。
勘の悪い方でも、ボォーッとさえしていなければ…
もう分かったでしょ?(笑)


aidu03.jpgはい、これで飲みかけでも心配なし。
造形も奇を衒っただけで、さほど品があるわけではないから、そう高いものではない。
が、使わない限り「もったいな〜い」となる。そこで…
「こういう使い方も…」と日々店先で変わり種好きの目線を集めている、ヘンテコな徳利と杯でした。
お後がよろしいようで。チャンチャン♪ 🙂

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酒器 -4-” に対して13件のコメントがあります。

  1. 三平 より:

    ありゃ、すでにトラックバックしていただいてたんですね。
    有難うございます。
    しかし、急須の蓋置きですか。なるほどね〜

  2. Masamune より:

    >三平さん
    最後の写真、はなっからこういうフォルムだった、というような一体感でしょ?
    金属製もあるのかなぁ。<蓋置き

  3. まき子 より:

    なーるほどーー!!
    こうやって、何かハマりそうなモノの上に置けば
    べくはいも使い物になるワケですね。
    またもやお勉強になりました。
    ちょっとしたオサレな居酒屋に行くと
    ガラスのべくはいを穴のあいた木の板にハメて
    出してきてくれたりもします。
    ・・・まぁべくはい専用に作った代物だと思うのですが。

  4. Masamune より:

    >まき子さん
    ヒビを入れたような細工のある、あのお洒落なグラス、最初に目にしたのは
    今はなき田吉@吉祥寺だったと思います。
    まだ冷や酒も飲めた頃ですから、ずいぶん昔のことです。

  5. まき子 より:

    あ・・・田吉は実際には知らないのですが
    田吉が移動した後の「須弥山」というお店で、そのグラスを目にしました!
    今でもその出し方をしていますよ。

  6. http://blog.goo.ne.jp/komiyuwazannka/e/424303d695931bc51b9138564a47785a
    ↑田吉で知って、北海道で購入したグラス。…あ、おやぢさまのコメントもあった(笑)
    おやぢさまの言ってた急須置きって、こういうののことだったんですね。なるほどぴったり♪
    で、本来の使い方がワタシには分かりません。どういうふうに急須の蓋を置くのでしょうか?
    脱線してすみませんが、教えてください。

  7. Masamune より:

    >まき子さん
    あの場所が須弥山に変わったことや、田吉をやっていらした方が井の頭公園のほうで店を開けたことは耳にしておりましたしが、その後行く機会はありませんねぇ。
    あのタイプの酒を冷やで飲めた頃の思い出。:-)

  8. Masamune より:

    >カンザワユミコさん
    すげぇ〜、持っていらしたのね。(驚)
    べく杯同様、外した蓋をそのまま蓋置きにかぶせるように置くらしいです。
    煎茶道をきちんと習った訳じゃないので推測に過ぎませんが、急須の蓋を直に置いたり、ひっくり返して置くことは、×とされているのかと。

  9. 田吉時代はおでんが目だっていたような。居抜きで店名もそのまま他者が引き継いでましたが、お店の主が変わると不思議と外観にも現れるものなのですね。久々に行こうと思って、はたと足が止まり、別の店に行ったことがありました。
    で、まったく知らずに須弥山に行き、「同じグラスですね」となかなか話しかけられずにいたので、田吉が須弥山と同じ方がやっていると気付いたのは、なんと一年後(笑)。「田吉の頃、十四代の写真を見せてもらったことありますよ」と懐かしい話をちょろっとしたのでした。
    急須の蓋置きは、あの凹みに急須の蓋をはめるわけじゃないんですよね? そこが気になってます(笑)。

  10. Masamune より:

    >カンザワユミコさん
    そだ、そだ、田吉は田吉でそのまま他の人が引き継いで、井の頭のほうに移って開いたのが須弥山でしたね。アンテナ外になったとはいえ、大ポカでございました。_(._.)_
    そう、凹みにはめて…って、はまるような蓋があるんかい!? (笑)
    普通はあれを覆っちゃうくらいの大きさでしょ?:-) <急須の蓋

  11. >普通はあれを覆っちゃうくらいの大きさでしょ?:-) <急須の蓋
    急須の蓋の取っ手の部分を、凹にはめるのかなぁと思っただすが、はまらないかしら?
    ただ、立てかけるだけなのかしら??

  12. Masamune より:

    >カンザワユミコさん
    蓋置きにも五徳などいろいろな形のものがありますし、裏返しに置いたり、盆に直に置いたりするのを嫌ってのことだと思いますから…
    http://www.nishikien.com/2003/03/menu01/nishikien-03teathings10.html
    必然的にこの↑最下部にあるような使い方になると思いますよ。

  13. あ、やっぱり簡単にこれでいいのですね。
    すみません、画像まで調べていただいちゃって。
    ありがとうございました。

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