お目覚めですか
帰ったら大皿に茶色の物体がど〜んと…。
「やったぁ!!」
待望の煮魚ですよ。大物の鰈が切り身で盛られているではありませんか。
ならば、酒は…。
『鯉川 純米吟醸 五百万石50% H15BY』←まだH15BY 😉
まっとうな酒は、米の旨みを十二分に引き出した、ある意味強い酒でもあるから、薄酒・炭酒に慣らされたこの地に人には味が多いとなかなか馴染みにくいことがある。そんなときに救いを求めるのが、同じ日本海側であり、すぐお隣の県、山形のお酒。
特に庄内地方は、気候も、食材も、良く似通っているから、そこで造られたまっとうな酒なら、強くても案外受け容れられやすいのではと考え、取っかかりの酒として、また飲み込んだ方でもやさしい味が欲しいときの酒としておすすめすると、ほとんど外れない。
ホント「良い仕事をしてますねぇ」だ。
プンケバじゃない山形酒ももっと知ってほしいもの。
これから一週間しか経っていないが、どうやら目が覚めてきたようで、後に感じた苦もなく、練れた旨みを素直に伝えてくれる。
寒い日だったから台所も5℃くらいだろうか、いよいよ冷蔵庫の中のほうが温かいという季節になった。
定量(ほぼ2合)を700Wで2分50秒のレンジ燗。:-)
「うぅむ…」
ほわ〜っとやさしい旨みに包まれ、後はもう言葉が要りませぬ。
冬の鰈は脂も乗っており、煮魚にすると煮こごりもうまいのだけど、この日はしっとりとした身のうまさ、プルプルの縁側を堪能。皮までうまい。
そうそう鮪の赤身も食べてくれって呼んでいたはず。ついでにいただきましょ。
湯豆腐。シンプルの極み、豆腐だけの、素湯豆腐を富士のゆずぽん酢で。
大根と蒟蒻の柚子味噌かけかと思いきや、皮が厚く、でかい。こりゃ、ミカンですな。
大根もいよいよ甘くなってきたし、蒟蒻もまたまた、プリッモチ♪
ちょっと気温が下がりすぎだけど、放置プレーがますます楽しみなH15BY♪ 🙂
仕掛け人がいると楯野川でも売れちゃうんだから、若手の造り酒屋が勘違いするんだよなぁ〜
>nizakeさん
16BYはかなり渋い造りでしたけどね。もっとも勘違いは山形だけじゃないでしょ。
そんなんで嘆いていたら、ここはどうすりゃ良いの?(苦笑)
最近煮魚がしみじみおいしいな〜と感じてしまいます
やっぱり先人達が伝えてきた家庭料理は一番日本酒に合うのかもしれませんね(*^^)v
そちらの方のお酒はあまりよろしくないのですか?すっごく「米どころ」「酒どころ」ってイメージが強かったのですけど・・・有名すぎるから逆に?って事なんでしょうか?
>ちゃこさん
歳を取ると刺身よりも煮たり、焼いたりしたほうがうれしくなるんです。
酒同様、温めたほうがうまくなる? (^^;
確かに「米処」「酒処」はこちらのウリですが…
食用米がいくらうまくても「酒がうまい」こととはまったく関わりないこと。
が、イメージとしてうまく使われてしまっていますよね。
新潟だから、どこそこだからじゃなく、誰が、どうつくっているか。
それこそが今、問われているのですけどね。
純米燗酒を仕掛けて!
>Tankさん
昨夜のお店は当たり前のように燗をつけてくれましたよ。
ひこ孫純米(99年詰)・睡龍生もと純米H16BY・奥播磨山廃純米H14BY・竹鶴雄町純米H14BY・小笹屋番外編H12BY・生もとのどぶH16BY秋火入れと次郎さんのリクエストで村祐も。(^^;
薄酒・炭酒の本丸、越後長岡とはとても思えない「ここはどこ?」の図。(笑)
亀のようにのろい歩みではありますが、徐々に純米燗酒菌増殖中です。:-)