越の国巡り -其之弐-
“其之弐” は、曹洞宗大本山 “永平寺” 編。
ここを訪れるのは…20年ぶり、否、もっと経っているかも。
朧気な記憶を一所懸命に手繰り寄せては見るものの、すべては酒粕頭の奥底に埋没してしまった模様。まぁ、我が家の宗派とは違いますし、見るものすべて新鮮で、むしろ良かったのかも知れませぬ。
今年は永平寺三世徹通義介禅師七百回御遠忌に当り、いつにも増して参拝客が多いそうですが、この日も広い山内は参拝客でギッシリでした。
“中雀門" から見下ろす先は、修行僧が正式に入門する際の “永平寺” の玄関となる “山門” 。その両側には守護神の四天王が祀られています。
【下左:東側】
北方の “多聞天(たもんてん)” (左)
東方の “持国天(じこくてん)” (右)
【下右:西側】
南方の “増長天(ぞうちょうてん)” (左)
西方の “広目天(こうもくてん)” (右)
急斜面を開いて建立された “永平寺” の廻廊を上っていくと…
【下左】
坐禅堂ともなる “僧堂”
【下右】
厳かに唱えられるお教が満ちていた最上部の “法堂(はっとう)”
総面積10万坪という広大な境内。ずいぶんきれいになった “永平寺” ではありますが、修行の厳しさは昔も今も変わらないようで、世俗の垢にまみれた懶おやぢは、三日坊主どころか一日も経たない内に逃げ出してしまうこと請け合い♪
って、そんな自慢をしてどうする!? (汗)
【つづく】
個人的には持国天が好きです�。
南という方角と、乾闥婆も好きだからかなぁ。
ここも行ってみたい所の一つであります!
*まき子さん
今年の悪巧みは「永平寺に行く」でしたから。
信心が薄いので、天井絵や木組みにばかり目が行ってしまいましたけど、
四天王、すっかりお色直しをされたようできれいになっていました。