奥播磨 山廃純米(H14BY)

昨晩はメインの肴がスケトウダラの煮付けだったので、持ち帰った「奥播磨 山廃純米H14BY」をチョイス。
なぜか? だって、オスだったし、鱈の身は最後にしか食べないから。:-)

「奥播磨 山廃純米」は、雑誌『dancyu』恒例の日本酒特集(2004.03号)で燗酒Best1に選ばれた、あの奥播磨。
雑誌が発売されるや蔵元の在庫が尽き、15BYが熟成するまでの数ヶ月、出荷されなかった酒。
ま、他人様の評価はさておき、兵庫夢錦で醸されたスタンダード純米という位置付けのこの酒が、2,500円/1800mlで買えるのはうれしい限り。
若い内はするりと滑りの良さだけが目立つのだが、熟成が進むと、山廃らしい厚みと16%台のアルコールが下支えする強さも出てくる。

これを50℃強の熱燗にし、鱈の白子と肝をつつきながら呑む。
この酒がきちんと熟成した時に出てくるミントのような独特の香りと練れたアルコールのとろみが、肝と抜群に合う。白子もよりクリーミーになるが、肝の脂と混ざり合うと、甘さまで感じる。
箸休めに鱈の煮汁で煮込んだ里芋と大根を。
魚の煮汁で煮込んだ野菜は、その生臭さを嫌う向きもあるが、おやぢ的には烏賊や蛸と芋、鰤や鮭と大根同様、酒の肴、飯のおかず、どっちにも○。
これがまた、しみじみとうまい。

ここ数日でめっきり寒くなったが、これから鱈がうまくなる時期でもある。

さぁ、明日は鴨猟の解禁だ。:-)


今宵は…

City Blend、ちゃう(^^;、「師弟ブレンド」の妙を見たあとでは選ぶ酒に苦労しそうな予感。
「秋鹿 純吟ひやおろし2003」と「志太泉 純米」は、取りあえずあるのだが、ちと心許なさも残る。
秋鹿の”901+山田錦”はまだしも、”静岡酵母+五百万石・山田錦・雄山錦”の志太泉は香りも華やかで多い。料理によっては鼻につくことがあるからだ。
「秋鹿 山廃純吟無濾過火入原酒2001」「奥播磨 山廃純米14BY」辺りを抑えに用意するかなぁ。
それとも「るみ子の酒 6号酵母瓶燗火入13BY」か…。

それにつけても、我ながら物持ちが良いこと。(^^;;


News Fan

あれこれ使ったのちに辿り着いたMacOS X用のRSSリーダー『News Fan』の試用期間が過ぎ、使い物にならなくなってしまった。
# 「RSS」そのものの意味は、こちらで。

ブラウザよりはるかに高速で、かつブラウザエンジンも内蔵しているから、ブラウザなしにRSSを読むことができるなど、ネットニュースに加え、blogやbbsのチェックにも重宝していただけに、慌ててライセンスを購入したけど、まだ届かず。

SafariやFirefoxでタブを目一杯使って急場をしのいでいるが、あの便利さに慣れちゃうと、今さら不便な「擬き」には戻れないよなぁ。


師弟ブレンド

昨晩、前夜の残りのひこ孫をいつもの徳利に注いだら、2合あるはずなのに少し足りない。
この徳利は、杯に注いだ「冷やきき」分と合わせて2合と思っていたから、(-.-)?
また液体専門のネズミが出たのかも。(‘へ`;)
しょうがなく手荒な手段を。

小笹屋竹鶴 番外編(12BY山田錦)で満たす。おおよそ2:8のブレンドか。
これを50〜55℃に燗。
鮭の味噌漬、トンカツ、豚タレ焼などと合わせたが、脂や味の濃さに負けず、きちっと酒の旨みを伝えつつ、脂も流す。
「肉を食べるなら、群馬泉 超特撰純米」といった知人がいたが、こちらもなかなか。
さすが師弟ブレンド。:-)
# 2002年だと、まだ原杜氏がいた時のひこ孫かな。

里芋・蓮根・蒟蒻の煮物とも、前日同様、醤油に合うなぁという印象。
食中酒って、やっぱこれでなきゃぁ。


ひこ孫 純米吟醸 (2002.4詰)

旅酒をすぐに飲むことは稀なのだが、昨日、伊賀経由で届いた酒が「飲んでくれ!!」と云っているような気がして、さっそく夕食に。
こういう時、自分に都合良く理屈を変えてしまうのが、呑兵衛の性(さが)だろう。

「ひこ孫純吟」に煮酒は不似合いだろうと50℃ほどの燗に。それでも以前より高い温度。
肴は、菊(花を食うのよね)のひたし、肉じゃが、ハマチの刺身、ききマヨネーズ (^^; のための生野菜など。

黄色の菊は香りが勝ちすぎて相性は今イチだったが、肉じゃがやほどほどの脂のハマチ、古漬けになりかけた白菜漬とは良い相性を見せる。醤油に合うということなのかも知れないが、それぞれの味がくっきりする。
それに、酒だけでは芯の強さをより感じるのだが、そこに食べ物が加わると、きちっと分をわきまえる謙虚さがある。主役は華さえあれば誰でも務まるが、渋い脇役はそうはいかない。出しゃばらずとも誰もが認める存在感。それも技量があってこそだろう。
昨晩の「ひこ孫純吟」がまさしくそれ。速醸なのに、乳酸発酵系とも合わせてみたくなる。

おまけで、取り寄せたマヨネーズの味わい、甘口・辛口の違いをみながら、匂いにやや癖のあるそれとも合わせてみたが、少しも脂に負けない。このマヨネーズを使ったポテトサラダと「ひこ孫純吟」を合わせてみたい。思わず浮かんだ組合せだった。


息抜き

このblog、もっと気楽に書き連ねるつもりだったのに、鉾先がずれてしまったようだ。
肩肘張ってばかりでは酒を愛でる余裕もなくなるというもの。
てな訳で、今日は息抜きの日とした。
播州や作州から届いた酒のきき酒も、当然、先送り。
# そもそも、着いたばかりの旅酒をすぐにきき酒するなんて、無謀だし…。

明日からまた怒らずにいられない酒にも出会すだろうが、それはそれ。
元々『お酒はもっとたのしい』が基本だから。


功罪

# 義捐純米酒のコメントから独立

呑兵衛なおやぢにはこの上ない支援物資に思える正統純米酒。
まだ寒空の下で過ごしたり、不自由な避難所暮らしを余儀なくされている人々に、体の中からの暖をもたらし、心身の疲れを解す百薬の長として活かしてほしいのだが、良識の持ち主と思い込んでいる人や、酒を受け付けない体質の人からすると、これぞ小さな親切大きなお世話となるらしい。

避難所で飲酒によるトラブルが起こった。飲んだ本人はもとより、酒そのものも非難の対象となる。震災でゆとりを奪われ、ささくれだった心根が招いた衝突であろう。再発を案じ、せっかくの支援を先送りせざるを得なかった対策本部。だが、それは時間と復興の度合いが解消してくれるはず。

残念なことは、平時から飲酒そのものが不謹慎と忌み嫌われることがままあるということ。
酔えば良いだけの酒に趨り、酩酊して迷惑を撒き散らす。急性アルコール中毒、依存症、DV(Domestic Violence)、飲酒運転等々。被害者にとっては諸悪の根源。訳知り顔の野次馬たちには罵詈雑言を浴びせる絶好の的を与えてしまう。

古来、酒は「さ」の「け」あるいは「き」。つまり、聖なる「気」の下がりをいただくものであり、神々しいものであった。それをここまで卑しめ、貶めたのは、他ならぬ飲み手の所業。
加えて、真っ当な飲み手を育ててこなかった造り手と売り手の怠慢でもある。

真っ当な酒の復権と真っ当な飲み手の育成は両輪でなければならない。
酒の持つ罪だけでなく、功が正しく理解されてこそ、善意が大きなよろこびを以て受け容れられる日が訪れる。百薬の長への道程はまだ長い。


震度5+

またもや… です。徐々に北上しているので、ちょっと気がかり。
今日は、震源から北西<->南東方向に大きい震度が分布しています。この辺りは震度4。
同じ震度の隣町ですが、とうとう地震によるものと思われる火災まで発生しました。
報じられないものの、細かな揺れが続いていますから、自分の知覚が狂ったのかと思うこともしばしば。
まだまだ予断を許しません。
今日から「瓶詰めを再開する」といっていたあの蔵はどうしただろうか。


義捐純米酒

10/27の『さすが【続・地震】』に「救援物資に純米酒を」とのコメントが寄せられましたが…
来た、来た、ほんとに来ましたよっ、純米酒が! なんと、60本(1800ml)も!!
しかも、一本一本に「被災者の皆様へ」という、社長のメッセージ付で。
麹米:山田錦 掛米:五百万石 精米歩合:60% 6号酵母 瓶火入れ。

震源地・小千谷の知人に、これこれしかじかでと話したら、さっそく市の災害対策本部に連絡を入れてくれました。
必ずや復興へのパワーをもたらしてくれるものと期待しております。

某お蔵の善意に心からお礼申しあげます。

【被災地からの返事要旨】
お気持ちは本当にうれしいし、復旧への活力になるものと思う。
しかしながら、震災で傷んだ心はまだ不安定で、今日も避難所で飲酒によるトラブルが起きている現状では時期尚早と考える。
余震が収束し、人心が本格的な復興に向けての希望を持てるようになったら、ありがたく頂戴したい。

窓口になってくれた知人も、「責任持って活かさせてもらう」と言ってくれておりますので、しばらくの間、目減りさせぬよう(^^; 預からせていただくこととなりました。
一日も早く届けられる日が来ることを願って止みません。

てな訳で、取りあえず明日は『プチ見舞い』に、自前の純米を。:-)


壺入泡盛

11月1日は『泡盛の日』だそうで、沖縄県酒造組合連合会が『【壷入泡盛】プレゼントキャンペーン』を行っているそうな。
応募期間は11/1〜11/30。詳細は下記のURLから。
http://www.okinawa-awamori.or.jp/pre/

「特A山田錦2俵分で1トン買えるタイ米を原料にしていながら、あの値段は許せない」と怒る蔵元もおられるが、それはそれ、貰えるものなら貰いたいと思う方は応募してみては。