続・鯉川 純米吟醸 DEWA33
『鯉川 純米吟醸 DEWA33』を貶したように思われたら心外なので、蔵元の名誉のためにも補足しておく。
昨晩の再チャレンジは前回よりやや熱め、上燗(45℃前後)と熱燗(50℃前後)の中ほどまで上げてみた。
肴は鮪の赤身の即席ヅケ。鮭の塩焼き。茹でた野菜のドレッシング和えほか。
先回同様、華やかな吟香は健在だが、温度のせいか、また日を空けたせいか、鼻について困るようなことはない。やわらかさと品の良い甘みもそのまま、予想どおり燗に負けるようなヤワな造りではないことを物語っている。
すべりも良く、余韻を楽しみながら、食と杯を進める。
いただき物の杯のテストも兼ねていたのだが、これはまた別の機会に。
純米吟醸と銘打ってある以上、これくらいの吟香がないと、あべこべに吟醸ファンからお叱りを受けるかも知れないし…。吟香があると、どこか落ち着かなくなるおやぢだが、この日は久々の吟醸酒を堪能した。
2,500円/1800ml(税別)弱でこういう酒に出会うと、薄酒の純米酒が一層高く感じられるのだ。
吟醸の定義自体がすでに時代遅れ(いや、本質でなかった)であると思います。
見直す必要ありじゃないでしょうか。
ですねぇ。いちいち精米歩合を持ち出さなくても、「飲めば分かる」で十分かと。
その意味で、原材料の正確な表示と、それに見合った値付けが必要になる?
我が儘を云わせてもらえば、この酒、山形酵母を使ってほしくないなぁ。:-p
まだ香りプンプンの酒多い土地柄だから、たいへんだとは思いますけど。
今回送ったサンプルは如何でしたか?
追加コメント有難うございました。
TANKさんのコメントに遅れること半日。届きましたよ。
大胆な送り方ですこと。:-)
冷:DEWA33に比べ、控えめで穏やかな香り。
味は、ちょっと苦が残り、ハネを感じる。
燗:苦は薄らぐが、酸が首をもたげる。ハネあり。
穏やかな吟香なれど、ややまとわりつく。
純吟としかありませんが、五百万石?しかも15BYでしょうか?
手持ちに華やかな純吟が少ないので、吟香に過敏に反応しすぎる嫌いがあります。それと、苦にも。
その点を差っ引いてお酌みとりください。
このサンプルはあたしんとこがいただいた五百万石の純吟ですかね。DEWA33は試してないんでなんともいえませんが、たしかにこの酒を最初に呑んだ時(9月末)それまであった鯉川特純恋の川(タンクさんによれば輸出用とのこと)のほうがうまいと感じた経緯がありました。でも10日ほど置いたものを呑んだらこれが同じやつかといい意味で感動もんでした。うちはコストの関係で純吟は5銘柄のみ.でもそのうお勧めはこれと賀儀屋@愛媛のみでどちらかというと男性は鯉川。女性は賀儀屋と好みが分かれます。
お酒についてはTANKさんのコメントをお待ちください。
生憎、賀儀屋というお酒を存じ上げませんが、どんなタイプなんでしょう?
男女で好みが分かれることにも興味あります。
説明不足、申し訳ない。あのサンプルはKanzaさんや
三平師匠にも送ったものでして、「美山錦」精米歩合
50%の純米吟醸、H15BYビン燗火入れ酒です。アル度が、15%なので、とりしやさんの五百万石とは
違います。(あちらは16%)ちょっと辛口ですが
もうしばらくすると隠れている旨味がでるかなと
考え、送りました。ただ、契約栽培者が五百万石も
栽培しているので、味が似ているなぁーと思って
いましたが、それを指摘されるとは。。。
そうですよね〜。料飲店に出した酒を酒販店にサンプルでもないですよね。あたしの早とちり。
賀儀屋ですが、これはあたしなんぞより三平師匠に聞かれたほうが早いし適確です。なんせ師匠のサジェッションで仕入れたもんですから。
>TANKさん
ありゃ、美山でしたか…。五百万石特有の「後の苦」と思ったのが敗因か。
鶴齢の無濾過シリーズ(生が苦手なので火入が主)は、その苦のないところが「買い」なのですが、キレがやや甘い。
M氏は「7号でこのスペックなら、蒸しがやわらかすぎるのでは」との目利き。
ところであの美山の酵母は何号ですか?
>とりしやさん
愛媛のお酒はまだ未体験です。三平さんのWeb pageには「味がありながらもすいすい飲める」てな記載が…。
その辺りが女性受けするのかしら。
げげっ!M氏も試飲したんだ。まずいなぁー
彼からは7号酵母使えー!と言われているのだが
ごめんなさい、それも山形9号の香りがでない系
なんです。
あ、それは大丈夫。見せていませんよ。:-)
しかし、山形9号なんてのもあるんですか?
ここも「新潟G9(たぶん吟醸9号の略)」という、さも9号からの分離種と思わせる名前を付けられた酵母があります。
酸の出が少ないんですよ。X-)