東山道中膝栗毛 -其之漆-
鯉川さんを辞した後、大山のお蔵に…とも思いましたが、アポを取っていませんでしたし…
「さて、どこへ行きましょうか」
「昨日、地元の食材が手に入るといっておられた店がありましたよね」
これがこの日の “各駅停車の旅” の振出し♪
お暇したばかりのお蔵へ電話を入れて店の名前を伺い、さてナビナビ…
「あ、ありましたよ」→ ●羽黒あねちゃの店
“あねちゃ” は庄内の言葉で “おねえさん” の意味ですが、平均年齢かなり高し♪ (笑)
「これは何ですか?」「それか、ショー●△□※◆☆×@◎#*」
とおばあちゃんの口からいきなり宇宙語が…。「えっ、何の漬物?」
「ショーネーセーセー」「あぁ、庄内青菜、あおなね」「んだ」
色合いからすると「醤油も入れてるの?」「いんや、ショだけだや」
この発酵しかけた頃合いの漬物がしょっぱいけど、実にウンマい♪
それにご覧のナメコ、これで120円なんて、信じられます?
他にも店内は四季折々の食材に溢れ、どれも良心的な値付け。昨夜のお店のスタッフはもちろん、庄内を訪れたあちらこちらのお店が虜になるのも頷けまする。おやぢも近所に欲しい!!
料理の腕は玄人跣の狼亭さんもあれこれ買い求められ、さて、お次は?
鶴岡市内から湯田川温泉の鄙びた湯街を眺めながらまたしてもR345から温海温泉を経てR7へ。
そして「この辺りへ来るといつも各駅停車で」という狼亭さんの言葉どおり…
道の駅あつみにつづき、府屋の地元スーパー山北店へも。
またR345を笹川流れ方面に入り、寝屋漁港の直売所、“新鮮家” へ寄り道♪
「このままだと昼食を食いっぱぐれてしまう」と海沿いを村上まで一目散。
そして…
お目当ての店は既に休憩に入ってしまっていたものの、二番手でまたしても “昼ラー” ♪ (笑)
この後、先にこちらでご紹介した “鮭屋” さんやお隣の “酒屋” さん、そして名字帯刀を許されていた老舗の “茶舗” を回り、瀬波温泉から岩船へ。
これより先は終点まで停まらない各駅停車区間の最後はまた地元スーパー岩船店へ。(笑)
R345からR113に入り、信濃川河口の沈埋トンネル “新潟みなとトンネル” をくぐれば、道中も終りに近づく “柳都” 新潟の中心部ですな。
“みなとぴあ” へ寄るも「間もなく閉館です」とのつれないお言葉で外回りをぐるり一周。柳並木の堀端をお座敷へ向かうお妓さん方が…だった頃の柳都を偲んでいただいた後は、新潟の老舗 “行形亭” さんをちらりと覗き、その脇にある “地獄極楽小路” から止めの解団式会場へと向かうのでありました。
【つづく】
・ 羽黒あねちゃの店は、どちらかというと「ばばちゃの店」?
・ 地元スーパー山北店で購入した鰈干物、美味しゅうございました♪
・ 新鮮屋でゲットした鮭の干物?、波葉菜亭さんのお土産に。
・ 村上のラーメン、前の日の「佐野」のより好みでした!
怒涛の「食材ゲットの各駅停車」、ほんとに楽しゅうございました。
To 狼亭さん
同好の士をご案内できるのは誠に光栄でございました。
あれだけ寄れたのもお天気に恵まれたからですね。
温海〜山北の道中で冬ならではの “波の花” も見ていただきたかったのですが、
あのピーカンでは望むべくもなく、せっかく積んでいった雪国仕様の長靴も出番なし!! (笑)