某イベント
記念事業だった昨年度、二千数百万円が費やされたこのイベント。
ゲ○撒き散らしやエスカレーターからの転落など、酩酊や事故により救急車が何度も出動したにも関わらず、性懲りもなしに今年度も行われることは聞かされていたが、さらに輪をかけてこんなところへも出張るらしい。
ただ同然の振舞酒に群がる意地汚い飲兵衛を煽るだけでは、昨年の二の舞になることは想像に難くない。その上、真っ当な日本酒と真っ当な飲み手に対しても蔑みを進めることになったら、誰がどう責任を取るというのか。
イベント屋の仕掛けにのせられ、振舞酒に無駄金を使う余裕があるなら、醸造アルコールの使用量削減に回したらどうか。
清酒王国と呼ばれた過去にしがみついていた間に、全国の心ある蔵は生き残りをかけ、必死に自らの酒をブラッシュアップしてきた。
「そんなに磨いた挙げ句にアルコールをジャブジャブ添加するなら、精米歩合を下げてでも純米酒を造ったら?」
或る飲み手に云われたことだが、このことを真剣に考えないと、真っ当な酒に太刀打ちできなくなる。いや、既に現実のものとなっている。真っ当な飲み手には、大手メーカーのたれ流す酒同様、駄酒の烙印を押されてしまっているのだから。
あるいは、農政の無策からコシヒカリ一極集中となっている田圃で、質、量とも万全な原料米を確保するシステムを行政や農協に頼らずに築き上げるなど、やらなければならないことはいくらでもあるはず。
過去の栄光が未来永劫続くものではないことは数々の歴史が物語っている。全国的な需要の低迷は対岸の火事ではなく、明日の我が身。祭りに浮かれている間にも、砂上の楼閣は崩壊への歩みをやめない。
最近ではね、焼酎の無料試飲会で急性アルコール中毒がでたりするんだってさ。
お陰で、まともな焼酎飲みが白い目でみられる事もあるそうな。
イベント屋というもの、本来は尻拭いまでするのが仕事だったはずだがなぁ…。
う〜ん、ただだからって、そこまで飲み意地張らなくても良さそうなものを。
下手に煽られ、そのとばっちりをまともな飲み手・売り手・造り手が受けるなんて、まさしく迷惑千万な話ですものね。
イベント屋、尻は一時拭えても、染みついた悪イメージまでは拭えませんから。
先週水曜日だったかのNHK夜のニュース10に出てました。M川しゅぞうの蔵元がしゃべってましたけど、M川酒造って上原先生も薦めてますけど、実際どうなんでしょうね。
さぁ、どうなんでしょう。先生がすすめるとは思えませんが。:-)
「極上の純米酒ガイド」を仰っているのなら、あれはあくまで監修というお立場ですから、取捨選択は自己責任でってことになろうかと思います。
そうでしたか。あたしはあの本に載ってる酒はてっきり全部先生ご推薦と思ってました。
情報が固定された本を頼らなくとも、リアルタイムで常時確認してくれている良い酒屋さんがついているじゃありませんか。
信頼に足る酒屋さんときちんとおつきあいすることが、良い酒に出会う最善の方法だと思いますよ。