書かない日
毎日書かなければいけない代物じゃないんで、虫喰いあとがあろうが気にはしていない。
夜通し車を走らせる日を除き、毎晩、何かしら燗酒を飲んでいるから書くネタがないわけでもないのだが、大概、真っ当な酒に出会えなかったか、良い酒のはずなのに得心がいかなかった日だ。
昨日は前者。最初の乾杯こそ純米大吟醸だったが、米の味をちっとも感じない。挙げ句、若いから後ハネと苦が‥。一升瓶なら7,800円(税別)もする酒なのに、勿体ないことだ。
燗酒を待って切り替えたが、これがふくらみのない酒。添加されたアルコールがベショベショとした味をもたらす。
時間が早かったから、初めての店へ。地酒が4〜5種類、並べられていたが、どれも本醸造か特別本醸造。あ、極○は吟醸か。
残り一合ほどしかないといわれた○川は「まぁ、こんなものだろう」と。二本目はこの店のデフォルトを頼んだら、これが○乃川。せっかくうまい鱒を焼いてもらったのにぶち壊し。
口直しにいつも持ち込みさせてもらっている店へ。鮃の昆布締め。身にうっすらと昆布の色が移り、水気が抜けた鮃は口の中で良い按配のネットリ感がある。手ぶらなので、酒はここのデフォルトの○○山。良い燗なのに、酒が薄い。
他の客が引けた後、酒の話を。「せっかくおいしい料理なんだから、もっとおいしくさせる真っ当な酒にしない?」「特別本醸造クラスの値段でまともな純米酒があるよ」と。
店主考え込む。
下手な考え休むに似たり。自分の舌で試してみなよ。また持ち込むからさぁ。
店主さんに飲んでもらっての感想が気になります。
特別本醸造・・・吟醸との差別化が難しそうな、キングオブ中途半端なお酒という感じがします。
つくづく、近所の居酒屋が貴重な店なんだなあと実感しました。
ちなみに土曜日、その居酒屋で飲み会(「槽汲」2種類の振舞い酒)をします。もちろん持ち込みで・・・。
なんで考えなきゃいけんのかね〜。
おやぢ殿の持ち込む酒、本気で飲んだことないんじゃないのかこの店主。
あたしなんかそんな酒屋がいてくれたらもうおんぶにダッコで全部おまかせしちゃいます。
とりしやさんを抱っこしておんぶしたら、地面にめり込んでしまいます。
>玉さん
布教結果はいずれ。
>マック次郎さん
純米もそうですが、「特別」が精米歩合しか訴求しないのなら、もう要らないですね。
高い吟醸酒を無理に置かなくても、きちんと米の味のする手頃な酒があれば。
槽汲は某光組の? 🙂
>とりしやさん
恰幅の良い店主をだっこできるほど力ないっす。(^^;
強力な地縛霊に取り憑かれているこの地では、聞く耳さえ持たないってのが標準ですもの。
薄酒命の信者もいますから、まかり間違うと包丁が飛んでくるかも。
まぁ、ぼちぼちとまいりましょ。
>nizakeさん
実感がこもってますな。:-)