■呑録(旧暦2/21)
さんざんじらされた庄内のにごり酒がやっと届いた。
『鯉川 純米吟醸にごり酒<五百万石50%> 16BY 瓶燗火入れ』
「開栓当日だろうがなんだろうが、こりゃ、もう、飲むっきゃないでしょ」と、いそいそと持ち帰る。急いだら澱が下がらない。淡くにごっているものの喉の呼び声には勝てず、さっそく冷やでジュルジュル。
「おぉ、はや味が!?」。時々ピッと舌に当たる酸と後に残る苦が新酒であることを物語るけど、酒自体はまろやかで調和のとれた味わい。
いつもどおり醪の有無で二種類の燗をつけたが、前の二つ同様、醪が混ざるとうまみの濃さとまとまりが格段に良くなる。さらに、さすが純吟。きれいさで頭一つ抜きん出ている。
「どんなだ?」。杜氏さんの顔が浮かんだ。
ただでさえ詰めに手間のかかるにごりに、瓶燗火入れという余計な手間を付け加えさせてしまったが、この春の火入れにごり三酒の締めにふさわしい酒を拵えてくれた蔵元に感謝しなければならない。
じゃが芋・人参・玉葱・ブロッコリー・粗挽きウインナーのとろみ付煮物、ホッケの味噌漬け、またもやの茹でたブロッコリー、残りものの肉じゃがなど。
蕗味噌の苦みが米の旨みで溢れる口を引き締めてくれる。おかずをパクパク、酒をグビグビ。
純吟ゆえのきれいさにいくらでも飲めてしまう危ない酒。おかげで定量を過ごしてしまったようだ。
あげく、この酒もまた食を進める困った力があるようで、またもやご飯を食べてしまった。
これが続いたら、「鉄人にごり酒」と自ら命名した蔵元の体型に近づくのでは?
そんな怖い想像をしてしまった夜だった。:-)
[追記]


これで締めのはずが、思ってもみなかった第4弾到来。急遽追加公演決定。(^^;