燗粥酒 part 4

■呑録(旧暦2/22)
酒縁のおかげで急遽決まった追加公演。この日の主役は…
『清酒竹鶴 雄町純米にごり酒 16BY』
そう、「原爆にごり」の異名を持ち、市場にはごくわずかしか出回らなかったレアもの。
横臥状態で届いたからなかなか澱が下がらないが、上澄みと分けたとしてもpart 1からpart 3までの結果と大差ないはずと類推。それよりも何よりも「早く飲みたい!!」酒飲みの意地汚さに勝るものはなし。「いっそ…」と、びんを徹底的に振った。生なら確実に天井まで噴きあげただろうが、火入れのにごりはその点も楽だ。
徳利に注いで3分10秒煮る。その間に冷やをジュルジュル。「うへ〜、なんだ、この強さは!?」。これゆえの「原爆にごり」か。ラベルを確かめると『アルコール分17度以上18度未満』。「てことは、原酒かぁ、これ」。
そうこうしている間に燗がついた。徳利の口から湯気が上がる。煮にごり酒。
ヨーグルトのような酸っぱさや雄町由来の甘み、竹鶴らしい図太い酸に原酒の押し。これでもかとばかりに味の津波が押し寄せてくる。マグニチュードはスマトラ沖地震以上か。
ピカドンじゃないが、これはやっぱり原爆だ。とんかつも何のその、牡蛎の豆乳鍋は朝飯前、鮪の赤身なんぞきちんとヅケにしなければ太刀打ちできない。クリームシチューも平気でこなすが、この辺りから満腹状態なのに、締めの煮込みうどんまで一気呵成にすすり込ませてしまう。
「今年のにごりはどれもこれも喰い気を煽ってくれるわ」と、腹をさする夜だった。

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燗粥酒 part 4” に対して14件のコメントがあります。

  1. Tank より:

    総酸度がいくつだったのか、気になります。
    決して数値で判断するわけではありませんが・・

  2. nizake より:

    今年も造るそうです。
    1.8L造れぇ〜一言声かけ運動にご協力願います。

  3. 狼亭 より:

    早速一声「1.8L造れぇ〜!」

  4. こてまる より:

    1.8L造れ〜!

  5. Masamune より:

    あれ、15BYだったんですってね。(@_@)
    しかも、朗報。既に一升瓶に詰めているそうです!! \(^o^)/ みんなの声が届いた?
    ま、出るのは秋以降でしょうが… 早くて10月、遅けりゃ11月ですな。
    自家用伝票ばかり起票しないようにとお願いしておきましたが、今度は「蔵内で飲むなぁ〜!!」一言声かけ運動を。
    ちなみに酸度(総酸度:Ta):3.8、アミノ酸度(Aa):3.1(こちらは「うろ覚えですが」の断りつき)
    やはり四の壁はすごい。

  6. こてまる より:

    蔵内で飲むなぁ〜!!

  7. りょう より:

    おう!蔵内で呑むなぁ〜!!

  8. Masamune より:

    さっそくありがとうございます。見ました? 🙂 >専務

  9. Desperado より:

    某専務です。見ております。アミノ酸度は3.1でした。

  10. nizake より:

    駄目押しで
    「蔵内で飲む時は誘ってね〜」

  11. Masamune より:

    おぉ、ご光臨のご挨拶、恐悦至極に存じます。m(__)m
    nizakeさんに同じく「蔵内で飲むときは呼んでね〜!!」「生もともね〜!!」
    って、行けるのか?<自分

  12. 三平 より:

    しばらく立ち寄らなかったら、なんか盛り上がってますな。
    じゃあ、あたしも・・・
    生もとよこせ〜!
    蔵人で全部飲むな〜!
    原爆にごりの一升瓶、早くよこせ〜!

  13. Desperado より:

    北海道から帰ってきたら、もう一升瓶に詰まっていました。さーて・・・

  14. Masamune より:

    火入れが終わったら、出しちゃいましょ!!

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