仏滅
■呑録(旧暦2/27)
傷も癒えない内に塩を擦り込まれるかのような不味酒の待ち伏せにあった。
原価も分かっている酒だから飲みたくもなかったが、お愛想の一つが二つ、二つが三つと重なるばかり。
無理が通れば、道理は引っ込む。ついでに胸も悪くなる。orz
『扶桑鶴 純米吟醸<雄町>』
こんな不味酒は前夜と打って変わって強靱な酒に退治してもらおう。先に始めていたカミさんに合流。鮟鱇の肝をチビチビと口に運びながら、熱燗につけた酒を飲む。
ピシッと引き締まった強さが押し込んでくるが、後はスパッと切れる。いつもの扶桑鶴だ。鮟鱇の肝の脂を造作なく洗い流し、また次の箸を促す。
こういう酒を飲ませてくれたら、四の五の言わずにこちらから頭を下げてでもお代わりをお願いするのだが…。
暦を見れば仏滅。当分、あの店に行く機会がないことに救いを求めた夜だった。
翌朝、目覚めると頭に痛みが…。むかつきはないが、どうやら二日酔いの一例。
さすがの扶桑鶴も頭痛までは追い出せなかったようだ。それとも、単なる飲み過ぎ?(^^;
すこしは無理しておつきあいを...とか思うのですが、やはりマズイ酒はなかなかのどを通りませんね。
ところでお酒の名前が頬を赤く染めたくなるような感じになってますよ。
かなり体質が変化したようにも思えましたが、しぶとく許容範囲を残していることに気づかされた夜でもありました。
やっぱ、ただの呑兵衛ですわ。
それにしてもとんだミスタイポを。
うひゃあ〜、青春の残り火かぁ。(*^_^*)
でございました。