凹あり凸あり
神無月の終盤。これ以降も日々是呑々。
が、書きそびれていたので、酒だけまとめてアップ。
『銘柄非公開』
山田錦を麹米に、五百万石を掛米に使って醸された酒。やわらかな口当たりだが、後に甘が残るか。何よりも華やかな香りの多いのが気がかり。でも、今はこれ系が流行りなんだろうと思う。
食事しながら飲めば分かるはずだけど…。
気の毒だから熱燗(50℃近辺)未満に燗をつけたものの、香りが立ちまくり、箸の進みを妨げる。
加えて後味に苦みもはっきりと出てきてしまった。香気アルコールの残骸だと思うが、燗をしてボロを出すような酒が、食中酒として通用するわけがないことをあらためて教えてくれた酒だった。
こういう反面教師に出会うことで、いつもの酒たちが一段と輝いてみえることに。
『銘柄非公開』
もうすぐ明らかにできると思うけど、唯一、神のいる国の酒。かつていくつか試したものの、今一つ腑に落ちずに見送った酒からリターンマッチの申し入れが…。
先に試された三平さんから「硬くてまだ渋いけど、黒さ(精白の低さ)を感じさせない酒」と教わっていたので、着くなり開栓して3日目。「まだ早いだろうなぁ」と口に含んだら、「え!? ちゃんと味あるじゃない」。若干の甘浮きはもう少しで消えるはず。
「これなら」と熱燗(50℃近辺)を超させてから冷ます。
「おぉ、案の定、締まったぞ」。涼やかでありながら原料米由来のパワーもある。何より、ホントに低精白であることを感じさせないきれいさ。やや香りが高く感じるのは協会9号ゆえか。まあ、それもご愛敬のレベル。
このクラス、数多のライバルの中に割って入りそうな予感がする。
『扶桑鶴 純米吟醸 山田錦 H16BY』
これから二ヶ月半を過ぎ、枯れ味を期待したが、さすが山田錦。まだまだしっかりとした味が健在。
熱燗超から冷ましてもまだ味が多いか。H16BYの扶桑鶴の特徴と思われるこの傾向は、好みの分かれるところかも知れない。値段からしたら、もう少しキレと品の良さが欲しいところだが…。
ただの呑兵衛モードならば、ガタガタいう前にペロリと飲んでしまう酒には違いない。(苦笑)
飲み助なのでぺロリです。(^^ゞ
で、非公開の二番目。昨日もみてみたが、納得行かず。幅が無いし、ふくらみ不足。違うのきちゃったかな?おまけに中途半端な渋みも残る。
ふっと、喜多方のお酒が脳裏をかすめる・・。
>nizakeさん
瓶較差があるとは思えないけど…。
こちらももう少し置いて、来週あたり追試してみます。
>nizakeさん
えっ!? そうかな〜
渋みはあるけど、それほど気にならない程度だったし、放置してると、だんだんとふくらんできたよ、二番目。
>nizakeさん・三平さん
冷やでも味を感じますけどねぇ。扶桑鶴の純吟雄町のような強さもあるのでは?
ただ、やはり若いのかなぁ。
強めに燗をつけたらアルコールが目立ってしまった。orz