さっそくデビュー

「一杯やろうよ」
近所のYさんから「酒を持っていくから」とありがたいお言葉が…。
まっとうな酒ばかり飲んでいても、たまに「こわいもの見たさ」欲も出てくるから、こういうリクエストはうれしいものだ。
『満寿泉 限定大吟醸 H9BY』
15,000本中の10,543本目という通番入。能登杜氏四天王のお一人、三盃杜氏のお酒を見るのは、富山で某料亭のご当主にプラチナの3年自家熟成酒を振る舞っていただいた以来か。
冷や、といっても冷蔵されていたから10℃そこそこ。なのに、香りがプ〜ン。キメが細やかになっていることは感じられるけど、うまさが増したという印象は薄い。
「え〜い、燗しちゃえ〜」
とはいっても上燗(45℃近辺)止まり。香りはより強くなるが、プンケバ酒と違い、飲み込めないほどではない。味もくっきりと出てきて、良い酒なんだなぁとは思うものの、怖くて値段が聞けなかったから自分で手を出すかどうか。(^^;
『某かめぐち酒』本醸造生原酒(アルコール分19%以上20%未満)H16.02詰
katakuchi_s.jpg冷蔵庫で寝かせておいたと自慢される手前、飲まないわけにはいかない。
U会のブラインドきき酒を思い浮かべつつ、敬意を払って、前の記事の佐藤 火圭さんの工房で買い求めた須恵の片口を準備。
「うぅ〜、生老ねだぁ〜。ベタ甘+キレない。うぅ〜、つらい〜」
これは胸の内。顔は一所懸命驚きと笑顔を、口では精一杯の賞賛を…。
Yさんの気持ちに対してお返しできるのはそれしかありませんもの。
本音は、写真のように睡龍 生もと純米原酒とメンバーチェンジして欲しかった。(苦笑)
でも、辛抱強く大吟の燗をチビチビやらせていただいている内に、ただの酔っぱへと変身。
酔いのおかげでゴチャゴチャいわずにすむから、かめぐち酒も何杯かご相伴に与りましたよ。
U会会長に倣って、某蔵社員(Yさんの後輩)に電話。「くすぶってないで一緒に飲もう」と約束したような憶えが…。
酒に難はあっても、Yさんの人柄には問題なし。たまにはこういうこともあるさ。
「まぁ、良っか〜!!」な夜でございました。

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さっそくデビュー” に対して4件のコメントがあります。

  1. とりしや より:

    確かにたまにはまずいものも呑まないとなにが旨いのか分からなくなりますよね。っていうかどんどんエスカレートして仕舞いには何が旨いのかわからなくなる恐れあり。っと思ってまずいものも一本くらい呑んでみようかと思うが、なかなかふんぎれません。(要は貧乏性。無駄なものには銭使いたくないだけ)
    しかし「うう〜生老ねだあ、、、、。」と心で思いつつ、顔は一所懸命驚きと笑顔、口では精一杯賞賛を、、、はいったいどんな顔なのか。えっ徳光さん!!

  2. Masamune より:

    >とりしやさん
    幸い、スカはほとんどがいただきものですから、自分の腹を痛めずにすみます。
    その分が今回の片口に回っちゃいました。(^^;
    作家ものとしては手頃な値段ですが、欲張って二つ買っちゃったのは、さすがに予定外。(-_-;
    顔で笑って心で泣いては、世間一般のおやじたちと同じかと。:-)
    って、それ、若桜だけのローカルルールですよ。<徳さん (笑)

  3. nizake より:

    私には真似できぬ行為。
    目は怒りの炎がメラメラと、言葉は心臓を素手でえぐり出すがごとき。

  4. Masamune より:

    >nizakeさん
    ショウガナイデチュ、アカゴノテヲヒネッテモォ。(苦笑)

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