青い夏にごり

朝も早からよ〜♪

朝も早からよ〜♪


常磐炭鉱節ではありませぬが、ジジババが大集合している会場へ賞品の配達を仰せつかりました。
前段として…
「5,000円と4,000円と3,000円の缶ビールセットを一つずつ欲しいんだけどさぁ、予算が12,000円しかないから」
と暗に消費税分はまけてくれというババ流オーダーがあったからですが、敬老の日を先取りしたつもりでおつきあいするにも、ただでさえ缶ビールなんぞ売れない店ゆえバラのオーダーを受けた日にゃ残りは自腹へ…となることが目に見えておりまする。そこで…
「セットになると本数が減るし、空いた箱なんか誰も喜びませんから、いっそこうしません?」
お馴染みの6缶パックを2つと3つ、そして1箱丸ごとをそれぞれ包装することで折り合いをつけました。
これも小さなエコ? (笑)

さて、画像はあちらこちらでご覧いただくとして…♪

●日置桜 純米 “鍛造にごり” H20BY
日置桜のお酒で “鍛造” の名がつくのは、あの内田百種園さんが自然農法で栽培した酒米で仕込まれたもの。
内田さんのお米は土づくりからして違いますから、粗蛋白量が驚くほど少ない。それすなわち、お酒のうまみとなるものの多すぎると味の汚れにもなるアミノ酸が出難いという勝れ物なれど、燗で飲むことが前提(と表向きには謳われているものの、ホントは…「自分が飲みたい酒にしているんでしょ!?」のご当主の好みが見え見え!! 笑) の仕込みですから、当然のように味乗りも遅く、過日の “お待ちどおさま” はまだしも “よろこび〜のサケ” なんぞ、「もっとうまくなるね」なのが泣き所でもありまする。

ちと前置きが長くなりましたけれど、まずは上澄みから♪
届いた翌日の開栓し立てですから、もちろん…と思いきや、これが「へぇ〜」でした。
が、にごりと混ぜると…「あぁ、やっぱり」(笑)
少しでも早く飲めるよう醪のうまみを活かすのが、まっとうなにごり酒ならではの手立てだったはずなのに、にごりと混ぜた方がよりガチガチになるなんて!?
とはいえ…
雑味は少なく、とても七割搗き(70%精米)とは思えませんし、もぎたての胡瓜のような青さがむしろ夏に似合う!!
ちと加減して熱燗(50℃近辺)ほどから冷ますと、渋かった味わいが和らぎ、スル〜ッと喉を過ぎていきまする。

「うぅむ、ここまで我慢したのは、というか、真夏に焦点を合わせた!?」
とダンディなご当主の腹を探りつつ…
豚バラを塩胡椒だけで焼いた肉をモグモグしながら、グビり♪
茹でた鶏ささみと胡瓜、玉ねぎはマヨネーズに酢を加えて和えて、グビり♪
定番になりつつある夏野菜のカレー煮で、グビり♪

このままでは四合瓶のサンプルがあっという間に空きそう!?!?
と必至に思い止まってブレーキを…。
ご当主同様、四輪ドリフトが似合いそうなアブナいおチャケですこと♪ (笑)

なお、入荷までもう少々お待ちを。m(__)m
群馬泉はなくなる寸前だし、辨天娘の18BY五百万石純米もお終い…あ、鯉川も来る?など、
おチャケだけは千客万来な葉月のスタート。(苦笑)

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青い夏にごり” に対して4件のコメントがあります。

  1. れい より:

    燗で飲む前提・・・なっとくでした。

  2. まき子 より:

    なんとー!
    開けたてでも、にごりとマゼマゼしてからの燗の方が、
    「飲み頃」になるなんて。
    燗で飲む前提・・・さすがですね、やりますね。

  3. おやぢ より:

    To れいさん
    今度、その辺りの話をじっくり聞かせてください!!

  4. おやぢ より:

    To まき子さん
    ありゃま、そうとられちゃいましたか!?
    普通は仰るようになるのですが、これはにごりとマゼマゼした方が渋いんです。
    飲んだ後で、上澄みだけ燗しちゃえば良かったか…と。
    ただ、今の時季はその渋さがむしろ好ましいってこともありますでしょ?

    しかし、ご当主がウチらに出してくれるのはこんなのばっか!! (笑)

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