土の力
暖かいを通り越して暑い日が続いた10月も月末から一転、雨、または曇より、そして寒い11月へ。
サンプルをみてすぐにでも入れたかったけれど、財政上の理由により半月の我慢を強いられたおチャケが、霜月第一号として入荷♪
■日置桜 純米“八割搗き強力” H19BY
16BY以来となる“八割搗き”。外見的には『平成19BY 7号酵母仕込』のラベルが首に追加されただけの違いなれど、驚くのはその中身(下の写真参照)。18BYの山田錦で圧倒的な米の差を見せつけた、あの内田さんがとうとう強力を手掛けた!!
三年ぶりの仕込み復活だけでもワクワクするには十分過ぎるのに、そこに奇跡の米が加わったら、もう心の臓がバクバクいってしまいますわ。(笑)
内田さんがつくる米のすごさはきれいに整った容姿もさることながら、酒造りには不向きな或る成分が極めて少ないこと。それゆえ80%精米でありながら「どうしてこんなに…」という味わいを生み出してくれるのです。
『米づくりは土づくり』
米に真摯な農家なら誰しも口にする言葉でしょうが、食べてうまい米と酒造りに向く米はまた別物。どちらにも地力は欠かせないけれど、或る成分の元となる要素が多いと、できあがった酒にうまみはたっぷり出るものの汚れや淀みも出易くなりますから、それを如何に抑えるかが酒米づくりの肝となる訳です。
そこまで見極めての土づくりがあってこその奇跡の米。そして、それを使いこなす造り手の技。突き詰めれば、やはりどちらも『人の力』に帰するということ。
もはや産地ではなく、個人(あるいは集団・団体?)。
食も酒もまっとうなものを選ぼうとすると、すべからくつくり手で選ぶ時代になったことの証左であり、いつの世であれやはり『基本は不変』であるということでしょうな。
肝心のおチャケの味わいは…ただいま放置中ゆえ、また後ほど♪
まったく驚かされました。
八割で?強力で?19BYで?
若い奴なんですが、その渋みが酸味と旨みに絡む感じです。
今年の内田さんの強力はかなり最強です。
それだけに、
ぷれっしゃーが・・・・
To れいさん
ホント、熟女好みのおやぢが俄ロリコンに宗旨変えしたくなるほど魅惑的。
米の出来が良ければ、その良さを素直に引き出してやってくださいな。
しっかり締めて、しっかり切って…あ、また飲み頃の遅い酒に!? (笑)