味あわせる?

あちこちのブログやニュースをのぞくのも日課の内なれど、気になる文字遣いに複数のサイトで遭遇することは至極稀なことゆえ、今でも酒粕頭に引っ掛かっておりまするのは…
● 味あわせる
前後の文脈からすると「味わう」の活用形として用いた模様。
が、「味わう」は五段活用動詞なので、その語尾は…
味わ(ない)・味わ(ます)・味わ味わ(ば)・味わ(う)
と変化するものの、語幹が変わることはありませんから、正しくは…
● 味わわせる
とすべきでしょう。

ちなみにお江戸ではこれを「味あう」とする方言(?)もあるようですが…
『ひっぺがす→しっぺがす』『しきつめる→ひきつめる』
といっているとはいえ、書く時にはきちんと表してほしいもの。
然れど、Googleで検索すると、ごっそりとしっか、否、ひっかかってくれますこと。(笑)

日置桜■日置桜 純米“八割搗き強力” H16BY
ただいま保育中のこれより三年早く生まれた年長さん♪
内田さんの強力こそ使われておりませぬが、しっかり熟成色を帯び、余計な甘のない枯れた味わいを強力らしい豊かな酸がきりりと引き締め、呑兵衛好みの辛口の酒に育っておりまする。
アチチ燗(60℃近辺)を超させても全く問題ありませんから、安心して熱くしましょ♪

とはいえ、やっと三年経ったものの、これを以て完熟とはいい難いこともまた事実。まだまだ先があるぞ、といわんばかりの要素がそこかしこに見え隠れしているのですから、この先にどんな変貌を遂げてくれるのやら。それが楽しみであり、苦しみでもある、といういつものジレンマまでもたっぷりと味わわせてくれる、困った四歳児なのでした。(苦笑)

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味あわせる?” に対して4件のコメントがあります。

  1. hirorin より:

    私も時々「味わう」という言葉に引っかかるのですが
    「雰囲気を味わう」というような場合
    雰囲気は味覚じゃないから味わうじゃなくて、感じるとか楽しむにならないの?と・・。
    でも、その言葉だと、味わう感じとは違うんですよね。

    あと、シミュレーションかシュミレーションか
    時々わからなくなって検索すると
    両方とも出てきちゃう(笑)

  2. おやぢ より:

    To hirorinさん
    広辞苑によれば…
    --------------------------------------------------
    ●あじ?わ・う【味わう】 アヂハフ〔他五〕
    (1)飲食物の味をみる。また、味のよさをたのしむ。「酒を?・う」
    (2)物事の意味または趣旨を深く考える。玩味する。「名作を?・う」
    (3)実際に経験して感じとる。体験する。「苦しみを?・う」
    --------------------------------------------------
    ですから…
    (2)や(3)も当然、ありますわな。

    シュミレーションと入力すると…
    【「シミュレーション」の誤読】というアラートが。
    バカなIMEを使っているとヘンテコなままでも変換してしまうから
    困ったものですな。
    こういう時、ATOK使っていると迷わずにすみます♪

  3. まき子 より:

    やっぱり「口語」となると、日本語もひっちゃかめっちゃかですね??。
    文章で書くなら、確かにちゃんとした文法で書かなきゃ、と思いつつも、
    自分の場合、blogでは堅苦しくしたくないから、口語で書いちゃったりもします(汗)。

    英語でもそんな現象が起こってて、
    スクールでは「口語はそれでいいけど、文として書くときは変だね」
    なんて指摘されたりすることもあります。

    ううーん、言葉って常に変化するし難しい。。。

  4. おやぢ より:

    To まき子さん
    それをいうなら「しっちゃかめっちゃか」では?
    美濃っ子がなにゆえ江戸っ子に…と思いきや、それ、長崎弁ですって!?

    口語でももちろん構いませんが、発音どおりに…例えば、
    「云う→ゆう」「行き先→ゆきさき」とは書かないでしょ?
    口語というより、会話と文章とで使い分けるってことでは…。

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