武蔵の里 雄町米の酒・山田錦の酒
■2004/12/13 Mon. の酒
*山田錦の酒
原料米:岡山県大原町産山田錦 精米歩合:70% アルコール分:15%台
日本酒度:+5.0 酸度:1.5 アミノ酸度:1.4
嫌みなく、するする入る。今、あらためて数値を見て意外な感じを覚える。
欲をいえば、もう少しふくらみ(幅味)がほしい。後ハネはないけど、熟しが足りないのかも。
*雄町米の酒H14BY
原料米:岡山県産雄町米 精米歩合:60% アルコール分:15%台
日本酒度:+5.0 酸度:1.6 アミノ酸度:1.4
ほぼ同等の数値だが、こちらの方がすべりとふくらみを楽しめる。数字からすると、どすんと腹に響く重さや押しつけがましさがあっても良さそうなものだが、ひたすら滑らか。
ふわっと味を感じさせ、つるつると落ちる。「涼しい」と表現された方の評をやっと実感できた。
出しゃばり過ぎず、主役を支えながら、目を離せない。食中酒としての分を踏まえた名脇役といえる。
鱈の白子小鍋仕立て、豚肉・絹ごし・下仁田葱の鍋、生揚げ焼など。
中はふるふる、表はカリッの絶品厚揚げ。豆腐の類は豆の味の濃いものに限るが、これは食感派。絹ごしも同じ作り手のもの。口の中で踊るような豆腐もたまにはいい。
冬の定番、下仁田葱のとろっとする甘さと力強い味わいは、やはり別格。
鍋に良し、焼いてもうまいが、坐唯杏を真似てヌタでも食べてみたい。