武蔵の里 純米原酒
■2004/12/17 Fri. の酒
まだ苦いだろうなぁと思いつつ手を出した、『小笹屋竹鶴<宿根雄町>15BY火入』が届いた昨日、『煮酒で呑』のkanzakerakuenさんのこれを意識した訳ではないけど、『武蔵の里 純米原酒』を選んでみました。
肴は、鮪の赤身刺身、グラタン、鍋、鰯の味噌煮、チキンカツ‥ こう書くと、いかにも豪華そうだが、実態は体の良い残飯整理要員。(-.-;
刺身に合う酒があるだろうか?という疑問は、また別の機会に譲るとして、グラタンを一口つまみ、上燗の酒を含むと‥‥。
「おぉ〜っ!!」。ちょっと臭い系のチーズの匂いとホワイトソースのミルキーで濃厚な味。それに臆することなくきちんと味わいを伝える酒。これぞ「三位一体」という見事なハーモニー。
永田町の猿軍団や妖怪狸、霞ヶ関の身勝手狐たちにも見せてやりたいほど。:-p
「秘傳」の文字は同じでも竹鶴ほどの骨太さはありません。その分、線の細さを気にしていたのですが、こうも見事な調和を見せつけられ、その上、滑りも良いときては、我が儘おやぢも脱帽せざるを得ません。
程良い熟成香と捌けの良さ。こちらの方が万人向きかと思います。
お気に召したご様子で、うれしゅうございます。
たった今、ネコが持ってきました。雄町もね。:-)