借景
“先々の時計になれや小商人” ならぬ、先々の時計になれや小学生 (笑)
今日から新学期が始まったようで「あぁ、もうそんな時間か」と前を通る集団登校の子どもたちの足音に合わせるようにシャッターを開ける日々が復活♪
庭もない拙庵なれど、幸い目の前には先日、三回忌を終えた酒友宅が…。
清々しい陽光の下、盛りを迎えようとしている梅の傍らで白椿がしめやかに咲いていました。四季折々、花の絶えることがないその庭を眺めては亡き友を偲ぶのもいいものです。
「心配するな、お前さんの分まで飲んでやるから」(笑)
●清酒竹鶴 純米にごり酒 H20BY
詰日付からしてもすっかり出遅れた感がありまするが、それもこれもフトコロが不如意につき致し方ありませぬ。願わくば、欲しい酒くらいいつでも買えますように。(汗)
上澄みだけですとさすがに新酒であることを物語りますが、たっぷりのにごり部分としっかり混ぜれば、いきなり…「うめぇ〜!!」
もちろん竹鶴らしく「いつもより長く回っております」を経ればもう…
「今からこんなに飲めていいのかよ、こんちくしょ〜!!」ですな。(笑)
生酛を造るようになったからか、最近の竹鶴は「往年の力ずくから一皮剥けた?」と感じることがしばしば。麹歩合を上げたはずですし、精米歩合はあべこべに下がっているものもあるというのに、なぜかきれいさ、漢字で書くと「清澄」でしょうか、が目立つのですよ。
“放し飼いの酒造り” は新たな次元へとそのステージを移したのかもしれません。
「こんなにすいすい飲める竹鶴なんて、竹鶴じゃねぇ〜!!」
などとヤボなことはいわず、その真味をじっくり味わってみてはいかが? (笑)
アテは、カスベの煮付。カスベ特有の軟骨も一緒に味わえるのがうれしいですな。
茸と青菜の中華風炒め物なれど、時折、唐辛子がたっぷり利いているところに当たると…
「ヒィ〜!?!?」
カミさん曰く、「カスベの付合せのシシトウよりこっちが辛い!!」
杯の竹鶴を一気に放り込んでも鎮火せず、水菜と人参の白和えでようやく消火。
口にまとわりつきそうなカボチャはスルーして、ひたすらタコの頭を…。
開け立てからいきなりの「お代わり〜♪」を必死に堪え、早々に「おやすみ〜♪」
「まだ2時間経ってないよ」とのご忠告は馬の耳に念仏な夜でした。(笑)