某生もと純米酒
精米歩合65%の純米酒。銘柄を伏せます。m(__)m
冷や(室温)では、かなりの渋があるものの自己主張は強くないから、含み香に片鱗があるなぁ、熟成向きと思った程度。
ところが、50℃を超える燗をつけた途端、「何これ!? すげぇじゃじゃ馬?!?!」。
いきなり味がふくらみ、ラグビーの重量フォワードよろしく圧倒的な強さでスクラムを押し込んでくる。
そして、捌け・キレも申し分なし。
ただ、如何せん若過ぎ。後に十分過ぎる苦(にが)と、燗をしてもなお渋を感じる。
これが既に持て囃されているって、どこの話?
みんな余りにも某杜氏が造った生もとであることに踊ってやしませんか?
新参銘柄への話題作りにしろ度が過ぎるように思う。
※この(↑)部分、真っ当な酒屋さんや飲み手には、大きなお世話なコメントでしょう。[2004/12/15追記]
良い酒であることには諸手を挙げて賛成だし、定番酒に加えたいとも思うが、この酒を本当に飲むなら‥ 常温のまま、来年の秋以降まで待ってみてはどうだろうか。
ただ、飲みたい時に酒はなし、買えば買ったで銭はなし‥ という、つらさも分かるだけに‥‥(-.-);
それだけではないです。
買わなければ、売れなければ結局良い酒造っても評価って下がる恐れがあります。
彼のこれまでの経歴を考えたら、もう不幸な目にはあわせたくないです。
落ち着いて、何年も何造りもできる環境で造らせてあげて本当の彼の美味しい酒を私は飲みたいし売りたいだけです。持て囃しているように見えるというのは、感想ですから一向にかまいませんが、彼と会って、そして彼のしてきた事(なにも出来たお酒のだけのことだけじゃない)を心に留めて欲しいです。
蔵だって、彼の為に投資しています。そしてそれが売れなければ、やはり大変だと思います。彼を受け入れ、彼の考え通りの酒を造らせてくれる当主にも感謝したいです。だから、未熟でも「未熟である事を告げて」売ります。
8月16日開栓のち常温保存したものを飲みました。ラスト300ml位でした。
半分を高めの温度でお燗して飲んだら旨かったです。
半分は翌日試しましたが、やっぱり旨かったです。
次は来年の春すぎ・・・かな。
はじめまして。
煮酒さんのところでお世話になっているこまてると申します。
私が初めて本当に酒の旨さに瞠目したのは、彼の醸す濁り酒でした。
今年の初めに煮酒さんから送ってもらった物ですが、心底この上澄みを口にしたいと思った。
その上澄みが発売になったとき、皆さんが口にする“若くて渋〜い!”というのはこういうものなのか、と得心がいった。
万難を排して燗酒楽園に参加しようと思った。
“酒は純米、燗ならなおよし”が真理であると悟った。
三平師匠に無理をいっても、上原先生と同席できるチャンスは逃したくなかった。
これが、今年一年の私です。
鷹勇も旭菊も、竹鶴も大七も日置桜も扶桑鶴も龍勢も英も秋鹿も鯉川も辨天娘も、口にした事がなかった時代の私を、このめくるめく旨酒の世界に導いてくれたのが彼の酒でした。
彼のにごりとの出会いがなければ、私は今も香りぷんぷんの薄酒をあがめていたことでしょう。
閑話休題
そうはいっても確かに若い。
けれど、下戸の私は来年の秋どころか再来年の秋まででも待ててしまうのです。へっへっへ。
nizakeさんや三平さんなら、敢えて苦言を呈す必要はありませんけど‥
ま、おやぢ一人が吠えたとて何も変わりはしませんが、サポータの末席に加えていただくつもりでおります。
いっそ、加温貯蔵したらどうかなぁ‥ なんて。:-)
>nizakeさん
ご教示ありがとうございます。
その件、少しは承知しておりますが、ちょっと別方面から雑音が入ったので‥ m(__)m
>Welcome! こまてるさん
転機の年だったのですね。おめでとうございます。
もう立派な燗中(燗酒中毒)かと。:-)
近々、定番酒入り決定です。:-)
「華のない酒」と謙遜しておられましたが、あれだけの渋、そうそうお目にかかれるものではありません。
即一軍でしょうが、廃熱利用加温貯蔵を試みますかねぇ。