またひとつ…
商売柄お客様からお問い合せをいただくこともしばしばですけれど、最近は御多分に洩れずメールでいただくケースが増えておりまする。
電話なら会話しながらあれこれ伺うこともできるのですが、如何せん一方通行ゆえ糠に釘、暖簾に腕押しもまた多く…
- どこのどなたか名乗ってくださらない
- 返事をさしあげても梨の礫
などなど、いくらお客様は神様であっても「何をしても許される」というものでもないでしょうに…。
社会的マナーがどんどん欠落し、払えるだけの収入がありながら子どもの給食費や授業料を払わないバカ親が取り沙汰されている昨今なれど、「金さえ払えば文句ねえだろ」もおやぢにいわせりゃ五十歩百歩ですな。
買い手も人なら売り手も人。人と人としての遣り取りがきちんとできないなら、セルフサービスの店か「売れさえすれば誰でもいい」ネットショップへ行けばよろし。
左様な売れない店の遠吠えはさておき、昨日はカミさんの誕生日でありました。
『堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ』貧乏暮らしにつきあってくれている山の神のご機嫌損ねてはますます窮することとなりまするゆえ、
「泡、それとも燗?」
と伺いを立てましたら
「寒いから燗がいい」
との梅雨寒の夜らしいリクエストを受け、泡抜きならば…と選ぶハレ酒は…
●群馬泉 山廃純米吟醸
越後杜氏と上州の米と水とのコラボなれど、きちんと王道を見据える蔵元があってこその産物ゆえ、やはり『かかあ天下』酒? (笑)
えっ、瓶形が微妙に違うですって?
そういう外見に囚われず、中身だけ見てくだされ。(笑)
常温に置いてありましたからもっと色が進んでいるかと思いきや、意外に薄いですな。竹鶴の同年ものと比べたら、こちらは水割り。(笑)
味わいも如何にも熟成酒という押し付けがましさはなし。やや硬さは残るものの、重からず薄からずの引き締まったうまみときれいな後味は流石、吟醸ですな。届いた当初より甘が少なくなったように感じまするが、何しろ開け立て。これからどのように変わっていくかが楽しみ♪
油控え目の鶏もも肉やあべこべに脂の乗った鯖焼きともにかなり強めにブラックペパーが利いて、時折ピリッと来ますが、野菜の酢漬けで辛さを中和しつつ、群馬泉をグビり♪
NHKの “世界遺産への招待状” で放映されていたアドリア海の景色を目にしていたら、ついあのセリフが口をついて…
「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」
「何か言った!?!?」
「あぃやぁ、決して他意はありませぬ〜!!」
少しでもいい一年にして下されたく…。(汗)
メール代は先払い、通話料は後払い、のからくりがありますから、
どうしてもメールでの問い合わせ、多くなることでしょう。
無料通話が山のように残っていたとしても、メールの方が好きな
私のような人間もいますが(苦笑)
To たっぱさん
メールが悪いってことでは決してありませぬ。
いつでも電話でお応えできるほどの余裕もありませんから、お急ぎ以外はむしろメールの方がありがたいのですが、
匿名では通り一遍のお答えしかできませんし、せっかくお返事しても読んでいただけたのかどうか???
こちらが知り得るのはいただいたメールアドレスだけですから、確認する手立てもないのですよ。
わざわざお問い合せいただくのですから、それなりの中身をお返ししたいと思うのは身勝手なのでしょうかねぇ。
きちんとどこのどなたなのかがわかれば、そしてこちらの手が空き次第のお返事で許していただけるならば、
メール大歓迎です♪
これだけネット社会が広がると
「自分の身を明かすのが面倒だし、都合が良いし」という人は出てくると思います~。
かくいうウチの会社も、そんな匿名な顧客を追うのが大変で(汗)。
でも、こちら側がきちんと対応してくれれば、
その対応に近づいて着てくれる人とは親身なお付き合いになれるし、
それでダメであれば、お客さんもその程度の人だったんだな、と切ることができます。
とはいえ、個人経営だと、そんなお客さんの相手もキッチリこなさなきゃいけない仕事量は・・・
大変ですね(汗)
To まき子さん
あらあら、そちらも!?
基本的に同じだと思いますけど、何しろ手が二本しかないもので…。(汗)