すっかり休館状態の “annex 1(閉鎖)” でちらりと触れたのですが、然る方からこのようなめずらしいものを拝借できました。
今を遡ること106年前、明治後期の尋常小学校用 “国語” の教科書ですぞ。
目次に目をやると「これが国語の?」という項目もあるものの、100年以上も前にどんな教育がなされていたのか、今のご都合主義的教科書と比べるてみるもよし。
実に興味をそそられますなぁ。
当時の文字遣いでは通じ難いところもあるかと思いますが、おいおいと紹介していきたいと思いまする。
乞うご期待!!
※目次に沿わず順不同でのご紹介となります。予めご承知おきください。
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出版元の冨山房って、まだありますよね。
それに著者の坪内文学博士って、あの坪内逍遙?
巻八というと高学年用なのでしょう?
サイタサイタサクラガサイタは巻一でしょうか。
日本国憲法もほんの少し前までカタカナ遣いでしたし、
ひらがな混じりの目次なので少し以外でした。
目次だけ見ても興味深いですね。
第二十四
我が国は海の国
で、しめられているのが一番興味深いです。
そして、その前が公徳その前が租税及び兵役。
私が小学生の時は6年間ずっと君が代すら習わなかったな。
To 三平さん
まだ残っているんですか、出版元。著作権が…。(汗)
ご指摘があるまで気がつきませんでしたが、これ↓によると
http://ja.wikipedia.org/wiki/坪内逍遥
坪内逍遙の本名は“雄蔵”ですから、そのようですよ。
今さらながらビックリ♪
To はなさん
あれぇ、ことりさん?
巻八は、巻七とともに尋常小学校4年生(最終学年)用みたいですね。
一部の項目でが片仮名表記も使われていますが…
当時は片仮名が常用されていたから、むしろ平仮名を学ぶ必要があった?
それにしてもこれ、和紙に刷られ、袋綴じにし、糸で製本、背表紙なし、
という和装本。今の子どもたちにも使わせてあげたいですね。
To ならさん
“富国強兵”はいただけないにしろ、「時代が違う」で済ませられない内容を
含んでいると思います。
君が代を習わない時代もあったのですか?
私は6年間で担任が3回変わりましたが、レフトな人ばかりで
「君が代=天皇礼賛=戦争礼賛だから教えない」
そう言われ続けてました。
To ならさん
天皇礼讃はまだしも、イコール戦争礼讃になるのでしょうかねぇ。
教える方にも教育の歪みが? (苦笑)