年忘れの宴
■睡龍 速醸純米大吟醸 H18BY
加藤杜氏らしく、含めばそれと分かる香りはあるものの、プンケバの “プ” の字さえ微塵も感じさせない “華なし” 大吟醸。(笑)
さすがにきれいなれど、まだまだ若い。
お燗も、熱燗(50℃近辺)を超えるとさらに若返ってしまいますゆえ、上燗(45℃近辺)からやや上くらいでとどめた方が、大吟醸らしい珠のような味わいと滑りの良さを感じさせてくれまする。
が、如何せん “蕾” ですから。これが大吟醸らしい風格を漂わせてくれるのはいつになりますやら。
こういう高い酒を飲むからには、それなりのアテと物分かりのいい割り勘相棒という名の犠牲者が欠かせませぬから、いつもの面々の年忘れに託けて。(笑)
K兄に強請ったいつもの魚屋さんのお刺身。
これ以外は、すべてが “一軒一品” の手づくりお持ち寄り宴会♪
果して、どのような品々が集まるか…
此度の一品・逸品たちを順にご紹介。
まずはH1兄家の【左】カモネギは文字どおり鴨と葱の黄金コンビ【右】鶏の生姜焼き
次いで…【左】H2兄家のぜんまいの煮染め 【右】T兄家のポテトサラダ
漬け物上手のK兄家の【左】小茄子辛子漬け・蕪漬け 【右】白菜漬けのお新香トリオ
カミさん作のトマトとチーズの揚げ包み焼
この他、K兄の息子さんが送ってくれた宮城県産殻付牡蛎はK兄家とH2兄家製の野菜とともに味噌仕立ての鍋に…。
ちなみに鍋の料理酒は…“睡龍速醸純米無濾過生原酒H18BY” の開栓放置もの♪
よ〜い、ド〜ン♪
いよいよ飲めや喰らえや、大宴会のはじまりはじまり〜!!
この顔ぶれではのっけから燗番おやぢは大忙し。いつものように笑い転げながら…
“睡龍純米大吟醸” の一升瓶が呆気なく空いて、リリーフは…
■日置桜 純米吟醸 “伝承強力” H16BY
懐かしき協会9号酵母ヴァージョン。変人のベロにビビッとくるのは今の7号酵母なれど、これもしみじみうまい酒ですな。
宴も闌。H2兄家作の醤油おこわが…。
自家製 “こがねもち” をY姉が絶妙の水加減で蒸かしあげたこれがまた、ウンマ〜い♪
12号サイズのジャンボ土鍋では2回目の牡蠣鍋が…。
日本酒あり、ビールあり、ワインあり。「飲み足りない!!」なんてことは絶対にあり得ない隠処宴会。今夜もまた、心も体もホッカホカ♪