伊奈非酔譚

さいとうこの写真は、「ここへ来たら当然呑むもの」とまずは前回の仇討ちで “穴子の煮こごり” を頼み、「さて、これに合いそうな酒は…」と物色をはじめた途端、「今日はダメ〜!!」とカミさんからハンドルを握るのを拒絶され、黄昏れモード一色に染まってしまったおやぢの心象風景です。(笑)

良くいえば「縁側で日向ぼっこ」、悪くいえば「ここは地の果て アルジェリヤ」。orz

おやぢにとって蕎麦屋へ行く楽しみの大半は、蕎麦屋ならではのアテで楽しむ燗酒にありまする。ましてやこちらはそのアテのどれもが「やれ呑め、され呑め」と呑み手を挑発することで知られるお店。ここまで来ておきながら大人の愉しみを味わえないなんて、まったく何しに来たのやら。

と普通の蕎麦屋なら凹んだままになるところですが…
「そうはさせじ」と奮い立たせる術を持つあたりが、ただの蕎麦屋じゃない!?

ゆばせいろ■ゆばせいろ
“ゆば刺し” と “梅肉” は想定内とはいえ…
なんと “ゆば天” まで仕掛けてくるとは…。
伊奈にあれども恐れ入谷の鬼子母神♪

蕎麦屋の天ぷらといえば、代表格はやはり海老でしょうか。その大きさや本数を競うような風潮には、少しも惹かれるものを感じないおやぢなれど、この “ゆば天” には仰天。
繊細なゆばのうまみを損なわない揚げ方もさることながら、なんといっても衣が軽やか、かつ、うまい!!
許されるものなら「ゆば天、お代わり〜!!」となること請け合い。
さらにそれを「霙ゆば天ぬき〜♪」などと頼んだが最後…
帰れなくなることを覚悟で呑まなければならなくなること必至!!

『放し飼い』は竹原の某モアイ酒だけでたくさん。

こんなアブナい蕎麦屋を 野放しにしちゃイカン!! (笑)

もりつゆ+豆乳なのにご主人にはこれでもまだ足りないと見え、またしても改造を加えに出かけるんですから。
あなたがもし呑兵衛ならば、くれぐれも…

呑めないときには行くな!! (笑)

此度のおやぢはど真ん中の直球で♪
■十割せいろ
“ゆば刺し” から出た豆乳をもり汁に…。
この宇宙の先にご主人の顔が♪

さいとうさん、どうもごちそうさまでした。
呑めなかったから “穴子の煮こごり” の写真は掲載いたしませぬ。;-p

蕎麦きり さいとう地図
 埼玉県北足立郡伊奈町小室9819-1
 Phone: 048-722-2725
 Open: 11:30〜20:00(平日は15:00〜17:00中休み)/月曜休み

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伊奈非酔譚” に対して6件のコメントがあります。

  1. りょう より:

    ありゃ、さいとうさんでお酒なしなんて...
    呑めないと分かっていれば、行くか行かないか悩んでしまいますね。
    お蕎麦だけでも十分美味しいのでしょうが(苦笑)

  2. おやぢ より:

    To りょうさん
    呑めないなら、お店には入らないほうが幸せかも。
    たまたま今回はどなたもお酒を召しあがっておられなかったので堪えましたが、
    うまそうに杯を重ねるあのうわばみ嬢にでも出会していたら…
    絶対大暴れしていたはず。(笑)

  3. こまてる より:

    ぬっふっふ、おやぢ殿。

    その悲しみをお知りになりましたか・・・
    何度車で行って煮え湯を飲まされたことか(笑)

  4. おやぢ より:

    To こまてるさん
    お宅からなら川越線とニューシャトルで行けるでしょ?
    川崎の外れから二時間半かけて飲みに行く人もいるんだから…。
    新幹線使ったら、ウチの方が近い。(笑)

    此度は涙を堪えて『煮そば湯』でござった。X-)

  5. ちゃむ より:

    先日は某の○やさんの会で図らずも、
    差入れで又もや蕎麦クレープとレバーペーストが喰えました♪

    因みに、水戸や横浜から呑みに行く人間が此処に一人(笑)

  6. おやぢ より:

    To ちゃむさん
    蕎麦クレープはうまいですねぇ。あれだけで一合呑めます♪
    レバペはかなりレバー好きというか、内臓好きにふった味かと。

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