初めに人ありき
また二日ほど留守にいたしまするゆえ、いただいたコメントも放置となります。
シブ〜いコメントなら、きっと戻るまでにうまくなるはず♪ (笑)
先日、「ちと寄り道をば…」でお邪魔したバッタ正宗さんのお店にて…
「ここのお酒、ちゃんと飲んだことがないのでお薦めを1本いただけませんか?」
とお願いしたら…
「生のもあるんですけど、やはりきちんと練れている方がいいでしょ」
とこれを出してくださいました。
おまかせで2,100円(税込)なんて、貧乏人の懐工合を良くご存じで♪ (笑)
それはともかく、お酒、ひいてはお店を選ぶ時、まず最初に何を気にしますか?
お酒の銘柄・予算・練れ具合・飲み頃・合わせる食べ物?
お店の在処・店構え・品揃え・商品管理・お得なサービス?
いろいろあるでしょうが、決め手になるのはやはり人ではないでしょうか。
「この人がいうなら大丈夫」という信頼感は、口先だけの「安心・安全」では決して得られないもの。
ですから、このお酒も裏も値段も見ず、米がどうのスペックがどうの、は一切なし♪
まかせられる『人』がいてこその『店』ですよね。
例え見てくれや利便性に欠けたとしても、その『人』がいればこその有難み。
それを感じ取っていますか?
うわぁ?、書きながら汗が…。おやぢも精進させていただきまする。(爆)
てな訳で…
■竹泉 純米 “山田錦” (BY不詳)
昨夜、呑むにあたり初めて裏を見やれば…
「ほほぉ〜、原料米は兵庫県産山田錦の70%精米ね」
「えっ!? アルコール度数は14%台なの!?」
15%を割る酒に出会すと損した気分になる貧乏おやぢ。
飲み口を気にしたもの…
「あ、これならまずまず値段どおり、いや、以上か」
と胸を撫で下ろす味わい。飛び切り燗(55℃近辺)を超させると、さらに滑りが良くなり、山田錦の低精白米酒にありがちなもたつきもなし。
酒米の王者、山田錦を奢りながらこの値段とは…
普段呑みにうってつけの佳酒ですな♪
あまりにもスイスイ呑めてしまい、おかげで「お代わり?♪」
この呑み応えというか、満足感と飲酒量の兼ね合いが難しいところ。(笑)
■鯉川 純米吟醸 “美山錦” H16BY
こちら、開けて一週間ではまだまだお目覚めにならない様子。低血圧酒? (笑)
関西に遠征されてたんですね・・・。
相変わらず、ハードスケジュールですこと(笑)。
バッタ正宗(燗ざまし)さんとこ、私も2度ほど伺いました。
色々な意味で、すごいお店だったように思います。
今夜は、こんな時間に起き出して、宿題のきき酒。
出品酒と、うすにごり。どちらも純米ですが、全然違う味わいに、
「はてさて、どうおすすめしようか?」
と思案中です・・・。
酒は人柄、店は人柄、客も人柄。
なんていうことを、最近思ったりしとります。
神奈川の「いづみ橋」や「昇龍蓬莱」は呑まれたことありますか?
自分の好みを知ってくれていて、気にいりそうなお酒を勧めてくれるのはありがたいことです。
信頼している酒蔵さんや酒屋さんには、本当に「人柄」に魅力を感じています。
そういう方たちには、自分もテキトーなことを言いたくないな、と。
kazuさんじゃないですが「客も同じ一人の人間」って思ったりしています。
To マック次郎さん
此度は奈良・京都と古都巡りツアーを敢行。
お蔵と酒屋さんと飲み屋さんだけ、という毎度呆れるツアーです♪ (笑)
出品酒を薦めるのは難しいでしょ?
アラがないお酒は、或る意味、もっとも面白くないお酒ですから。
To kazuさん
柄にもいろいろありますけどね。(笑)
「人」の顔が見えない酒・店・お客さん、
あるいは「人」の顔が見えてない酒・店・お客さん、
どちらもありますからお互いに精進を重ねるしかありませぬ。
To ちゃむさん
一昨日は遠路お越しくださり、ありがとうございました。
“いづみ橋”は何回かいただいておりますが、“昇龍蓬莱”はまだのはず。
To ま・ぜらさん
いやいや、何もウチだけのことじゃないんです。
身の回りにあるすべてのものに通ずることかと。
To まき子さん
「ウソ云わんでもいいってのは楽だ」と某杜氏が仰っていたような。
まぁ、呑兵衛同士は一回一緒に呑めば、もう本音でグサグサですものね。(笑)
当然、気配りはありましょうが、嘘偽りは皆無ですから。
酒に限っていえば、呑み手・造り手・売り手、人間みんな同じですよ。