保育レポート -1-
What a difference a day made, twenty four little hours
秋にはこんな唄もいいでしょ?【↑ YouTube Japan】
好きな唄の一つなれど、こちらは「たった一日でガラリと変貌」とはまいりませぬ。
■日置桜 純米“八割搗き強力” H19BY
16BYと区別するため、勝手に『内田強力』と呼んでいるこれ、五日目にしてわずかながらもまとまりを見せるようになりました。
先月見たサンプルは、すっきりしつつ奥にとんでもない何かを潜めていることを感じさせる味わいで、「ロリコンもいいかも」と一時にしろ熟女好みが揺らいだことは事実なれど、こんなに早くうまみが開くとは思いもよりませんでした。
とはいえ、まだまだ途上の味わい。当分こうして育ち具合を確かめながらのお守り役を相勤めさせていただきまする。
それにしても、これの発祥の地、長野でさえ、これほどうまく使っているお酒にはなかなか出会さないというのに、このところの“日置桜”は“玉栄60%”純米といい、“伝承強力”純吟といい、7号酵母仕込がすっかり板に付いたみたいですな。
それもこれも「はじめに7号ありき」ではなく、まっとうな燗酒に相応しい酒を造ることに真正面から取り組んだ結果としての「7号に行き当たった」のだと推測いたしまする。つまり、ただ単に7号を使うことを目的とせず、きちんと求める酒質を見極め、それを生み出す手段として7号を選び、かつその特性を十二分に引き出したからこそ、と。
同じ酵母を使いながらもその持ち味を生かし切れていない、名前だけの7号酵母酒を見るにつけ、「何のために?」という疑問が湧きますが、ここのは安心して世の飲兵衛諸姉諸兄におすすめできまするゆえ…
飲む酒に困った時には、取りビーならぬ
「取りあえず日置桜を熱くして」
を合い言葉に♪ (笑)
私が培養した白鶴の酵母は、結局どのような酵母なんでしょうかね。味よりも酒化率優先の酵母のような気もしますが、素人の酒造りにはその方が良かったりして。。。
To こじこじさん
大手はどこも数多の引き出しを持っていますし、粕屋経由でもありますから
分析しない限り特定は難しいでしょうね。
香味云々よりもまずは手順や各過程の作業に慣れ、
確実な醸造結果を得ることを最優先してもいいでしょうから、
取りあえずプンケバ系ではなく、醗酵力が強ければいいのでは?