今日は…
10月1日は「日本酒の日」ってことになっている。
酒造年度が毎年10月1日から翌年9月30日までだった時代なら、年度替わりの節目という意味合いもあっただろうが、現在では酒造業界のイベントのためにあるようなもの。
「丸米でもトン(1ton)7万円のタイ米を使って、あれはなんだ!!」と、泡盛の値段に憤慨している某蔵元がおられたが、安い外米も丸米のままだと飯米並みの税金を課されるからと、わざわざ砕いて輸入し、さらに原価を下げることに血眼になっているパック酒メーカーにも同じことがいえる。
酔っ払うためだけだったら、日本酒擬きなど不要。甲類焼酎に適量のブドウ糖とヤコマン少々。これで立派に鑑評会出品酒並みの酒ができるのだから。
香りプンプンのヤワ酒をありがたがっているアンちゃんたちや、算盤をはじくのがやたら上手い酒屋・飲み屋なら、「こんな、欠点のない酒、すごい!!」と、神のように崇め奉るかも。(笑)
「日本酒と清酒を分けろ」とは上原先生の持論だが、ガブ飲みしなくてもすむ酒を正しく評価し、支えていかないと、「米の酒」は、やがて過去の遺物となってしまうだろう。
とはいえ、アル添酒も呑みますよ、おやぢは。旨いのものは旨いんだ、アル添でも。:-p