大晦日を前に「蟹を食べてしまって」といわれ、冷蔵庫を開けたら確かにど〜んと鎮座しているものの、これがタラバ。「出刃が要るか‥」「食べやすいように捌くのは厄介だなぁ」などと思案していたところへ娘たちが登場。
「てっきり大晦日用かと思った」と、思わぬ分け前にありつき、「おぉ立派な爪。こいつ、右利きだね」と、はしゃぎながら果敢に素手で足を外しにかかる。

待つこと暫し、甲羅の半分がやってきた。「あれ〜?」。
どこをどう眺め回しても味噌が‥ No味噌。X-(
卵は‥ これも入っと卵。X-(
ガッカリしながら身をほじる。うむぅ、確かにタラバの食感なれど、甘さも旨みもない。
どこの業者か知らんが、ひでぇ蟹を送ってよこしたものだ。

元々好みではないタラバ。「ズワイだったら」「せめて味噌があれば」と、頭の中でタラレバ論が空回り。
燗をつけた英(はなぶさ)生酛純米14BYを手に、金目鯛の煮付けとクリームシチューに逃げ込むおやぢだった。