鴨ん♪

Scene「今年は近年にないおいしさ」と毎年いわれ続けているボージョレ・ヌーヴォー。
【素朴な疑問】
ダメな年ってないの? (笑)

バカッ高い航空便の解禁に踊らされることなく、どうせ踊るなら “白鳥の湖" でも。;-)
そして、その手前にいるこいつ等も解禁日♪

浸しとはいえ、脂が乗っておいしくなるのは、やはり雪が降ってから。それまではシンプルにお浸しなんぞを…
と取り出したるは、“煎酒”。

室町時代末期から江戸時代に広く使われいたすぐれものですが、江戸の終わりには消えていった幻の調味料ですな。
こちらでの扱いは存じませぬが、仙台なら藤崎(本店)の食品売り場にありまする。って、「何よ、それ!?」の迷案内をしたものの…

煎酒裏貼り
裏貼りを見て…
がっかり!! orz

エキスですませる風味原料(かつおぶしエキス、こんぶエキス)もちと気に食わないが、
調味料(アミノ酸等)や糖類(特にぶどう糖)とは、なんぞや!?
“江戸の調味料" を謳うなら、アミノ酸は止しなされ!!

で、こちらは「はよ呑みなされ!!」のおチャケ♪
竹鶴■竹鶴 雄町純米にごり原酒 H16BY
なにしろ常温開栓放置11ヶ月ですものね。ここまでくれば、試飲用も御役御免♪と行き先は自腹!! (笑)
冷やでは、しっかりと造られたシャルドネを思わせる酸がまだ残っておりまするが、アチチ燗(60℃近辺)超の煮酒から冷ませば、開け立ての圧倒的な酸は落ち着き、“雄町純米” 本来の奥底から涌き上がる分厚いうまみがたっぷり。

アテは、鰈の煮付け。この身の厚さ!! そして、脂乗り!!
エンガワのプニュプニュしたゼラチンが堪りませぬ。
先のお浸しに水菜・長芋・エノキ・かまぼこのサラダ。
白菜漬けで口を直しながら、“竹鶴” がお終い。
「それ、ちとちょうだい♪」

■睡龍 速醸純米 “ひやおろし” 生詰 H17BY
あの “ひやひやおろし”。「へぇ〜、いい燗じゃない!?」。
これは飛び切り燗(55℃近辺)までいかない熱燗(50℃近辺)のやや上かな♪
てな具合に、試飲の残りとカミさんのお零れに与っていた休日の夜でした。:-)

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鴨ん♪” に対して4件のコメントがあります。

  1. hirorin より:

    近年にない美味しさっていうのが、ダメな年なのかも(笑)
    すごい時は100年に一回!とか、今までにない最高の出来とか・・

    まぁ、どんな出来でもいいので、私は冬至のカボチャや、端午の節句の柏餅と同等季節の風物詩としてとりあえず喜んでいただきます。できれば鴨も一緒に・・あ、まだ早いんですね?早く脂乗りますように〜

  2. おやぢ より:

    To hirorinさん
    風物詩にしても高すぎる航空便は、今年も仕入れませんでした。X-)
    一昨年ので良ければ…。(笑)

    真鴨の魅力は、やはり野性味ともいえる、あの独特の癖でしょうか。
    ジビエは総じて…ですけれど、それが堪りませんよね。

  3. はな より:

    早飲みはそれなりに味を調えて出してしまえばOKですものね。
    日本酒も同じと思った宵でした。

    解禁前日のこと
    1998年常温熟成ワインを床下から見つけ「ぞぉ〜っ」
    同時にラベルが解らなくなってしまったボルドーっぽいのや
    ヴァン ド ペイなどなど、きっとだめでしょうね。(T-T)

    ワイン風呂にはいろうかしら?ワインビネガー風呂かも?

  4. おやぢ より:

    To はなさん
    あちきはやっぱり…早飲みはイヤでありんす♪ (笑)
    一分や二分のあたら若い禿(かむろ)を手折るより
    花魁とまではいかぬまでも、せめて五分を超すまでは待ちたいと。

    それにしても、ワインの常温放置とは…。後始末がたいへんですね。:-)

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