夏季特別講習

「おいしいお酒を知りたいんだって」「じゃあ、呼べば」
とまだ居座っている三番娘の友だちを招いての講習会をやることに。

教材は…

裏を見ても平気でいられる? (笑)

裏を見ても平気でいられる? (笑)

  • 睡龍 生酛純米吟醸 瓶燗原酒
  • 生酛のどぶ H20BY仕込22号+6 瓶燗
  • 生酛のどぶ H20BY仕込20号−9 瓶燗原酒
  • 睡龍 生酛純米酒漬梅酒 旧ラベル
  • 睡龍 生酛純米酒漬梅酒 H19BY
  • まずはアチチの “どぶ” から…
    「あ、さっきと全然違う!?」
    冷や飲みとの味比べからはじまり…
    「これが造られたのは今から5年前」
    「え、お酒ってそんなに置いておけるんですか?」
    「え〜、この梅酒、すごい!!」
    となかなか素直なベロの持ち主たちでしたから…

    地物の鯛や烏賊に甘海老、帆立、稚鰤などの刺身、トマトと玉ねぎのサラダ、クリームチーズのおかか和え、もろきゅう、粗潰しマッシュポテトを裏返した油揚げに詰めてグリルしたものなど、刺身以外はカミさんと三番娘合作のアテを合わせながら、講習もどんどん進みますが…

    圧巻はやはり純吟原酒。
    最初はまだ硬さが残ったものの、二本目からは熱燗(50℃近辺)から上燗(45℃近辺)へ下がる途中で…
    「これがあの15BY!?!?」
    当時、とことん完全醗酵させたであろう生酛純米は甘もなく、ひたすらガチガチ。
    如何に華のない酒(杜氏談)とはいえ、うまみの欠片も見つけられずに途方に暮れたものですが、此度は…
    「これぞ真味!!」
    研ぎ澄まされた芯の味わいが熟成でふくらみ、いい按配のうまみに。
    鈍重とは元より無縁ですから原酒であることを忘れさせるかのような締まりときれいなキレはまさしく…
    「これをして吟醸という」
    に相応しい酒でありました。
    「これ、今、俄然うまくなったよ」
    と全員にお酌すると、うれしいことに全員の目がかがやきまする。

    酒が飲める年になったからには、ヘンテコな酒で日本酒を誤解して欲しくない。
    年寄りができることは…ただただまっとうな酒を味わってもらうのみ。
    いい飲み手になってくだされよ♪

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    夏季特別講習” に対して4件のコメントがあります。

    1. たっぱ より:

      うわぁー、これは目の毒です。

    2. おやぢ より:

      To たっぱさん
      非売品ですので悪しからず♪
      でも…
      ドライバーだから目の当たりにしながら味見もできなかった某氏の方がさらにお気の毒。(笑)

    3. komoneko2 より:

      私も飲みたかった~~~

    4. おやぢ より:

      To komoneko2さん
      世間でいうところの吟醸酒らしさはどこにもありませんけどね。(笑)

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