いつ来るんかい? “大和編" -3-
お客さまたちが帰られた後は、部屋でストーブに当たりながらビッグコミック・オリジナルや『蔵人 クロード』を読んだりしながら、夜に備えて身体を休めておりましたが、きき酒というより試飲した酒も手伝って、またウトウト。
何しろ齢が齢ですから、夜通し駆けての遠距離遠征はだんだん辛くなっておりまする。こちらはまだ近い方ですが、鳥取や島根、広島まではよほどコンディションが良くないときついかも知れませぬが、他に移動手段が…。
それよりも「路銀と休みをどうするのか」という課題のほうが先!? (汗)
「お待たせしました」と専務と奥様が運んできてくださったのは、ご覧のアテと写真はありませぬが、蔵から “重要伝統的建造物群保存地区” の中心部へ向かう道すがらにある『仲尾かしわ店』の地鶏を使った水炊き。
合わせるお酒は、もちろん “どぶ” ♪
しかし、席は専務と我々3人だけ。親方や蔵人さんの姿がありませぬ。どうやら “おやぢ菌” への感染を恐れて隔離された? (苦笑)
これには訳があるのですが、ここでは割愛♪
「何度にしましょうか?」とかんすけにつけた銚釐に酒燗計を差し込む専務。
「18BYですよね?」と蔵には17BYなんぞある訳がないのにイヤミだぁ〜♪
「60℃超させればいいのでは? でも、あくまでも適当にアチチに」(笑)
さて、最初の燗がつきましたぞ。( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ?イ!!
水炊きの地鶏はやさしく素直な味わい。そして、いつもながら野菜が甘いこと。
きれいな脂が浮かぶスープを「ズズ〜ッ」で “どぶ” をグビり♪
「あぁ〜、し・あ・わ・せ♪」と一気にグビグビモード突入!! (笑)
チーズの粕漬けやクラッカーに酒粕・味噌・葱を合わせたものを乗っけて…。
鴨ももちろんウンマ?い♪ と喜んでいるところへ「失礼します」と薄酒の地からこちらの蔵人なってしまった奇特な若者、ヨッシーがヤリイカの刺身の出前に。
ホントは「ヨッシーに故郷の味を」で鱈を持ってきたかったんですが、時期的にもきつかったことに加え、荒天続きで漁がなかったため、止むを得ず振り替えたヤリイカを小森谷嬢がきれいに細造りにしてくれました。
つづいて、おやまぁ、蔵の中にいる時と酒を飲む時はまったく別人のIさん。
おやおや親方も登場。合う度にふくよかになっているような…。(笑)
今度はHさんが天ぷらにしたヤリイカを持っていてくださいましたよ。
そして、小森谷嬢にMさんも。もう一人のIさんはどうだったっけ?
とにもかくにも取っ替え引っ替えながら “どぶ” オールスターズと相見えることができたとあっては、グビグビに加速装置がつけられたかのよう。
いつも「蔵内で売る分を減らさないように!!」と口喧しくいっているおやぢですが…
この夜は自らの箍を外して “どぶ” 消費♪
「うまくてどうもスミマセン!!」
あ、これは三平さんのセリフでした。(笑)
【つづく】
なるほどー。
蔵元さんに加え、日本全国からやってくるお店の方々をお迎えするために、
「どぶが消費されている」ワケですね・・・。
こりゃー蔵元さんだけを責められません(笑)。
To まき子さん
一シーズンにどれくらい空くんでしょうねぇ。
でも、この日は二升まで空けてないですよ。(汗)
まき子さんみたい人ばかりだと、きっと人数制限、もしくは回数制限が?
「あなたは二年に一回だけ。あなたなら三年に一回は許す!!」とか。(笑)