いつ来るんかい? “大和編” -4-
翌朝4時。温かな布団から抜け出て蔵へ向かうと、建物からは既に湯気がモウモウと噴き出しています。
また蔵の一日のはじまり♪
釜場では、前日、専務が「ここは標高(大宇陀は320mほど)が高いんで、上がりが悪いんですわ。103℃やったかな」と話してくれた蒸気を見守るMさんが…。
あの…
一に蒸し、二に蒸し、三に蒸し!!
酒造りの原点がここに込められておりまする。
前日、“洗米”を終えた米たちが出番を待っていました。
米のうまみがギュッと詰まったいい酒になっておくれ♪
仕込タンクの回りに組まれた足場の上では、命綱を着けたヨッシーが朝の日課、“櫂入れ” を一人黙々と行っておりました。
造りは、ようやく最初の生酛純米(13号)の “上槽” を迎えようとしていましたから、まだまだ先は長丁場。来月上旬の“甑倒し”はもちろん、無事に“皆造”が迎えられるよう願って止みません。
横着者はこの後、また布団に戻って夜のためにもう一眠り。(笑)
2回目の朝ごはんをごちそうになり、専務と小森谷嬢に見送られて、大宇陀を後に。
次回訪れるなら、やはり “酛摺り” の時期に来なくてはなりませんな♪
専務、親方、小森谷嬢、蔵人さんたち、そして久保家のみなさま…
いつもながらたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
久保本家編はこれでお終いですが、まだ旅は…
【大和編お終いなれど、つづく】
洗米を終えた米を広げるのやりました・・
手が凍りました・・。
To たく@酒遊倶楽部さん
未だかつて蔵仕事をしたことありませぬ。(汗)
おやぢ菌保菌者は「手を出しちゃダメ!!」ってことかも。