国民目線
メンテへの道中では一番安いスタンドの看板がようやく 150 円(レギュラーガソリン 1L 当たり・税込)を割りました。
拡大画像でも見難いので補足すると…
ハイオク 157 円・レギュラー 146 円・軽油 134 円
一時はレギュラーでさえ 180 円を超えたことを思えば幾分はマシのようですが、原油価格の高騰があるとはいえ、庶民の実感としては「まだまだ高い」といわざるを得ませぬ。
最低でも今年 4 月に租税特別措置法の失効で暫定税率が廃止された時の値段に。
あわよくば二桁台に♪
ついでに…
景気対策というなら高速道路料金の割引は終日にしたら…いやいやそれよりも
割引は終日、無料ならなお良し
どこかで聞いたような文句ですこと♪ (笑)
閑話休題。
あの時、財源を失った多くの知事から猛反対の声が上がりましたけれど、暫定といいつつ 30 年以上も続いていることに以前から疑問を抱いていた一庶民としては、その廃止に諸手を挙げて賛成したもののたったひと月で元の木阿弥。「本当に必要な税金なら暫定ではなくきちんと制度化しろ」といつもの如くの負け犬の遠吠えで終わったのでした。
ちょっと調べれば分かることですが、車の燃料となるガソリンと軽油には下の表(クリックで拡大)のような税金がかけられています。
※『本税』としてあるのは、ガソリンでは『揮発油税』、軽油では『軽油引取税』のこと
ただし、消費税は、あくまでも列記した税額に関わる分だけですから、実際には売価から上記税額を差し引いた商品代金(本体価格)にかかる分が加算されます。
そして、これをグラフ(クリックで拡大)で見ると…
黄色と薄茶色の部分が件の『暫定税率』による税額ですが、驚くべきことに本則税率だけなら消費税を加えてもなお、現行の軽油にかけられている税額よりも安い!!
積算すれば 30 年を超える長きにわたり、約二倍もの税をかけられていることに…。
これのどこが『暫定』なのか!?
そして、酒税同様、ガソリンもその税にまで消費税をかける二重課税が公然と行われている、という事実。
もう一つは、ガソリンと軽油の価格差。
製造原価はほとんど変わりませんから本来は税額の差だけの 24 円強になるはずが…
冒頭のように ハイオク 157 円・レギュラー 146 円・軽油 134 円
という不思議な値付けが罷り通る理由は?
軽油に関しては、つい最近まで政策的にかなり抑えられた値付けとなっていたことも事実で、その割りを喰っていたのがガソリンだったのですけれど…。
軽油ユーザーは、その長年のツケを回収されているのか、一般消費者の目がガソリンばかりに向いているため、従前とはあべこべに安くせざるを得ないガソリンの割りを喰っているのか。
同じことが灯油にもいえます。軽油とはほぼ同じ性質ですから製造原価も当然同じ。
ということは、軽油からそれにかかる税額を差し引けば灯油の値段になるはず。
さて、あなたが買われているガソリンや軽油、そして灯油は今、いくらですか?
絶対価格はさておき、上で書いたような計算式どおりになっていますか?
こういうことを気にかけたり、時には常識とされることすら疑ってみることこそが、我々に必要な目線なのであって、御為倒しに使っているだけの政治屋(もはや政治家はいないでしょ!?)やお役人には、端からそんな気はないでしょうが、決して身につかないものでしょうな。
ゆめゆめ政治の嘘や役所のご都合に振り回されませぬように♪
最後に…
早く衆議院の解散と総選挙をやりなされ!!
とたまには社会派気取りで♪ (笑)
しっかし、自動車(自動で走らないくせに)は、いつまでガソリンで走らせるつもりなんでしょ。
何年も開発にあてる時間はあったはずなのに。
To 煮酒さん
パワー対コストで欧米が良いように蹂躙した化石が一番安いからでしょ。(笑)
発電にもいえることですけれど…
コストが見合う代替エネルギーはまだ少ないですから。
ただ、むやみに代替エネルギーに置き換えることよりも、
まずはその安全性を重視してほしいですけどね。
以前にも書きましたが…
原発が必要ならそれを必要としている場所に作ったら?と。(苦笑)
しかし原油が高くならないと円安には戻らない鴨。
名前入れるの忘れてました。とりしやです。
こちらも原油高の影響がモロにガソリンに出ていて、
前に書いたように、
2月は1ガロン2.9ドル(=リッター$0.76)だったのが、4ドル(=リッター$1.05)以上まで跳ね上がった時は、
本当に不安でした。
が、そうは言っても、一番高かった時期も、円にしたらリッター100円強ですもんね。
日本のガソリンの高さ=税金の高さには辟易します。
ちなみに、Deisel(日本でいう経由ですよね)は、
レギュラーよりも断然高いんです!
税金のかけかたの違いなのかなぁ�。
To とりしやさん
こちらとしては円高大歓迎なのですが…そちらは大打撃ですものね。
1 バレルが $28〜30 でオタオタしていた頃が懐かしいですわ。
To まき子さん
あっという間に跳ね上がりましたからねぇ。
市場力学から値上げできずに汲々としていた元売り各社にとってはこの上ない錦の御旗になってくれましたから、これまたあっという間に業績回復。
その上前をはねている商社やメジャーはさらに莫大な利益を。(苦笑)
上に書いたように原油市場が一時は往時の 5 倍近く、今でも 3〜4 倍で推移しているとはいえ、地方を手懐けるために使われているかのようなこの税額には腹が立ちます。
そして、しゃぶっている飴に頼りっきりで根本的な解決策を見出せない地方の首長たちにも。
例えそれが新たな税を生むことになろうとも、本当に必要なら別の形で体系化すれば良いだけでしょうに。
ディーゼルが高いのは偏に US のお国事情でしょ?
排ガスなどの環境問題もさることながら、バカでかいエンジンを乗っけた大食い国産車を擁護する意味もあったかも。
もっともそのおかげで三大メーカーが揃いも揃って窮地に追いやられているのは誠に皮肉なことと思いますけど。
翻って日本は…というと、
電化される前の鉄道・トラック・バスなどの運送業界、ダンプや重機などの建設業界、それに農業や漁業関係の機械などなど。
一般消費者よりもそれらの事情が優先されたことに他ならない、といえるかも。選挙の票田にもなりますし。(笑)
スカイダイビングやってた身としては航空燃料の税金の高さも酷かったなぁ(遠い目)
アメリカなんて40年落ちの飛行機平気で飛ばして、隣町に飛行機で行く、なんてホントにアリゾナ辺りでやってたもんなぁ 苦笑
To やすさん
物品税や酒税にも従価税があった頃ならいざ知らず、
族議員やお役所の権益を保護するために残されているようなものですな。
ガソリンが二桁台に下がって、高速道路が安くなったら…
いわれりゃホイホイとそちらまで配達に行きますよ♪ (笑)