立夏
「今日はヒマねぇ〜」「中休みかな」
20℃を超え、半袖のTシャツが似合う一日となった立夏の昨日は、電話も鳴らない超絶閑散な一日。
早々に店仕舞いして、Macの電源も落としたところへ…
「ただいま〜」「え〜、もう終わったの!?」「今夜は何?」
ゴールデンウイークの最中とあって顔ぶれが揃わなかったのか、思いがけない時間に帰宅したカミさんが早速のお催促を。
「泡を冷してあるよ」「ビール?」「ううん」
すっかり薹が立ったとはいえ、一応、記念日ですから…
シュポンッ!! 王冠栓とは思えない気持ちのいい音が最初のご馳走♪
泡の立ち上る金色の液体が二番目♪
「お疲れ〜」チン♪
花冷え(10℃近辺)に冷された “夏の陽” はぶどうのうまみたっぷりなれど、甘さは残りませぬ。
「いいね、これ」「うん」
耳と眼に続き、ようやくベロでもご馳走を味わうことが…。
外へ出ても飲める店はなし。あっても遠くて、明日も仕事の身には儘ならず。それに何よりも財布がそれを許しませぬゆえ、いつもと代り映えのない食卓には、
鶏のケチャップ煮・烏賊と野菜のマヨネーズ和え・がんもどきと筍の煮物・芹の炒り煮・茄子漬けなどなど、普通のおかずが並びまするが…
「欲しがりません、勝つまでは!!」(笑)
化学調味料がたっぷりと思われる残り物を始末しながら “夏の陽” を含むと、途端に口の中に嫌な苦が発生。
これ、MSG試薬としても使えますな♪ (笑)
そして、当然泡だけで終わるはずはなく…
●某お取り寄せ酒 -2-
こちらのお蔵の第二弾♪
アチチ燗(60℃近辺)にするとやや生臭を感じまするが、この程度なら十分に許容範囲。
磨きの低さを感じさせず、「これなら…」とはいえ、これからの気温を考えるとやはり生酒には二の足を踏んでしまいますなぁ。どうか火入れが残っていますように。
「それにつけてももうアラサーかぁ」
とっくに孫のいる奴からまだ小学生のいる奴まで。お互いの同級生を見渡すと実に様々なれど…
「良く持っているわね」
というカミさんのセリフを借りるまでもなく、もはや惰性?
来年もこのまま続いていたら、30年古酒でも開けましょか。(苦笑)