爆発だぁ〜!!
それが芸術ならこの方の出番♪
そして、日本酒なら数多の活性にごり酒で起こり得る、あの現象。
まさか麦の酒で実体験することになるとは…。
今夏の最高気温を記録した日。然しもの燗酒狂も「たまにはビールでも…」という気分で、大手メーカーの基準なら賞味期限切れになる熟成期間(8ヶ月)を経たこれを持ち帰ったまでは良かったのですが、いざ開栓♪と王冠を少し持ち上げた途端、プシュ〜ッ!!
「あわわわわ〜っ !?!?!?!?」
容器充填時に炭酸ガスを足さないここにしては珍しく、強烈な泡の吹き出しで食卓の上に飛び散る褐色の液体。瓶を持つ手にも次々に伝わり落ちます。
一瞬動転したものの、すぐさま貧乏性がフォロー。手元にあった深皿に瓶を入れ、溢れ出るビールを受け止めておりましたけれど、噴火が収まった後の食卓には褐色の水たまりが…。
あぁ、勿体なや勿体なや。orz
■新潟麦酒 ゴールデンエディンバラ
まるで赤提灯のコップ酒よろしく、受け皿にこぼれたビールもグラスに移し、グビり♪
「うんめぇ〜〜〜♪」と山羊おやぢ。(笑)
モルトのうまみとホップの穏やかな苦味(くみ)のバランスも良く、まさしくブリティッシュダークエールですな。加えて、高アルコール度数がもたらす重厚感。この濃醇なうまみはやはりプレミアムタイプ(アルコール分8%・賞味期間2年)でしか味わえないもの。
非補圧・瓶内二次醗酵という宿命ゆえ、醗酵が不完全だと炭酸気もないただの麦ジュースに成り下がってしまう “新潟麦酒” ですから、温度管理もせずに放置し、「飲む直前に花冷え(10℃近辺)から涼冷え(15℃近辺)ほどに冷す」を基本にしていましたが、ここまで完全に醗酵すると活性にごりと同じことが起こるとは…。
しかも濾過が緩いだけあって、しっかり濁って透明度ゼロですから…
まさしく活性にごり麦酒♪
おかげで一つ利口になりました。(笑)
そしてさらに、騒ぎが収まった後にやってきたカミさんに「飲む?」と問えば「否」という返事があろうはずもなく…
「キャ〜!?!?」という声とともに再び…。(爆)
■鷹勇 特別純米酒 H16BY
その時おやぢは、豚肉の葱味噌炒めをアテに「今の時季なら3〜4日で」という予想どおりに開いたこれをアチチ燗(60℃近辺)から冷まして酌みつつ、必死に笑いを堪えておりましたとさ。
お主も悪よのぉ〜♪ (笑)