八雲立つ
八百万の神々の “神議り” も済み、神無月も終わるという日、停まった車から降りてきたのは…
「え〜っ、ど、どうしたの!?!?」
「いやぁ、紅葉狩りついでに来ちゃいました」
お久しぶりのこまてるさんご夫妻が鄙の荒ら屋を訪ねてくださいました。
「まだこんなのあるんだ」(笑)
と立入検査を受けた後は、海沿いのカフェやもみじ谷、日帰り温泉などをお教えしつつ、しばし歓談。
迷わずにお楽しみいただけましたかしら。またお越しくださいな。
ハッと時計を見やれば、既に終わった時刻。orz
NHKのニュースで放送されたヘリからの画像でお茶を濁し、
カンファレンスの打ち上げに加わるべく、彼の地のお酒を。
老父母の晩酌用をちと拝借♪ (笑)
●天穏 無濾過純米 “雄町七割” -7号酵母- H19BY
最後の18BYが旅立ち、否応なしにオススメせざるを得なくなったこれ。
「二夏を越させたのだから、もう…」という予想は見事に裏切られました。
冷やジュルでは…
「何、これ。どれだけ締めたの!?!?」
まぁ〜だガチガチ。精米歩合からすればきれいなものの、ちっともふくらみを感じられませぬ。
熱燗(50℃近辺)超から冷まし、上燗(45℃近辺)を下回ったくらいでようやく味わいの片鱗を見せますけれど、
分かりやすいうまみとは無縁ですな。
まっとうな酒の証でもありますから、しょうがないとはいえ、ホント、こんな酒ばっか。
若き新杜氏、今年はどんなお酒にしてくれるのやら。
個人的な感想ですが、こないだの「しまねの地酒フェア」では「天穏」蔵の各出品酒が好印象でした♪
To 狼亭さん
見た目は至って地味ですけれど、天穏の持つあの “品格” は、他ではなかなかお目にかかれませぬ。
今年、どれだけ不謹慎な酒になるか、見物です。(笑)