ユルアツ♪
「うわぁ〜」
表に掲げられたこのボードを見た途端、思わず声を漏らしたのは…恒例となりつつある新潟ツアーで今年も訪ねてくださった石川杜氏(竹鶴酒造・広島県)。こちらもつられて…
「わぁお〜」
「七面倒臭いのは抜き。ゆるくやりましょう」とお伝えしてあったのに、“吟” さん、設えからして気合いが入ってます!!
それもそのはず。先月、竹原で開かれた “呑切会” に初参加された興奮まだ冷めやらず、といった顔付き。
「一応、こんな感じに」と用意された席は12名ほど。
何しろ『ゆるく』ですから、「はじめちゃいますか、どれからいきましょう?」と石川杜氏に尋ねる “吟” の主、畔上(あぜがみ)さん。
左から…
■小笹屋竹鶴 生酛純米原酒 仕込14号 H18BY
■小笹屋竹鶴 生酛純米吟醸原酒 H18BY
■小笹屋竹鶴 生酛純米原酒 仕込13号 H18BY
■小笹屋竹鶴 生酛純米原酒 仕込15号 H18BY
■小笹屋竹鶴 純米原酒-宿根雄町-H17BY
■小笹屋竹鶴 純米原酒-大和雄町-H15BY
ずらり居並ぶ“竹鶴”の生一本、“小笹屋”シリーズから杜氏が選んでくれた“大和雄町”で…
かんぱ〜い♪
やがて席が埋まり、急遽椅子を追加したにもかかわらず、この後も来るわ来るわ。
しょうがなくカウンターに退避したおやぢにつられて野郎組が…。
どうせなら乙女組に来ていただきたいところなれど、うら若き美女から熟女まで杜氏の側を離れようとしませんから、燗酒談義でもしましょうか。
途中、或るお姉様から「新潟の酒ほど淡麗辛口の酒はないですよね?」と擁護的質問が…。
「いいえ。概ね辛口でしょうが、決して淡麗ではありませんよ」
その訳をあれこれ説明するけど、どうやら腑に落ちないご様子。
「論より証拠に…すみませ〜ん、睡龍の生酛純米をアチチで!!」
“吟”さんで出されているH17BYをお酌して、飲み込んだ頃を見図り…
「いかが?この甘を廃した芯の味こそが淡麗、かつ醍醐味というに相応しいでしょ?」
それにしてもあっちのテーブルは盛り上がっているなぁ〜。
当初の『ゆるくゆるく』はどこかへ吹っ飛び、燗酒不毛の地であったはずの柳都の夜にこの一角だけは「とても新潟とは思えませんな」と敏夫専務ならいったにちがいないほど『熱く熱く』燃えあがり、次から次へと燗酒が乱れ飛んでいたのでした。
此度の一切をおまかせしたチーム “吟” のスタッフ。中央が店主の畔上さん。
先日の “呑切会” に参加するため、営業を終えたその足で広島まで走りきったのもこのお三方。
「来年もまた車で行く?」
と畔上さんに問うたら…
「車じゃ絶対にイヤだ!!」
とコリゴリ顔で。(笑)
そして、用意してもらった酒がすっかり空っぽになる頃、十割蕎麦を手繰ってお開き〜。
これで終りかと思いきや…でも、つづきは書きません。(爆)
それはさておき、このたびも “吟” さんにはたいへんお世話になりました。
足を運んでくださったみなさま、そして石川杜氏にも心からの感謝を。
ありがとうございました。m(__)m
また来年も…『ユルユルアツアツ』で♪
■そばきり酒房“吟”
新潟市中央区東堀通8番町1429-2 〒951-8065
phone: 025-224-7181
18:00〜26:30(02:30) 日曜・祝日休み
おぉー、遂に「吟」さんを貸切にするほど
になりましたかぁ。
思えば、「あさい」さんのカウンターで
大魔神とご一緒したのは3年前になるのですね。
今や新潟でもこのように盛り上がっているのは
嬉しい限りです。
To ちゃむさん
それもこれも畔上さんのおかげです。
そして、彼に眼を開かせてくれた石川杜氏の。
これからもこの流れがますます活発になることを願って止みません。
若い女性がいてうらやますぃ�(笑)
新潟も熱いですな!
To soba-kiriさん
だから大魔人の肩に乗って三国山脈をまたげと…。(笑)
所変われど燗酒に集う飲み手はみな熱いのだぁ〜!!
だけど、ここには羊屋さんがおりませぬ。(笑)