手打ち生酛
半袖でも汗ばむ陽気から一転、雨の日曜日。静かですこと。
ややヘタり気味だったバッテリーとついでに早々とタイヤも交換し、遠征準備は少しずつ進んでおりますが、肝心要の老体は…どうやら行き当りばったりになる模様。
待ち構えてくださっている方々、どうぞお手柔らかに。m(__)m
■日置桜 生酛純米“内田山田錦” H18BY
巷では既に【鍛造生酛】として出回っているこれ。引越しのドタバタの中で見つかった懐かしのラベルゆえ、同じ鍛造でも苛められ方は人一倍。
そのシゴキに耐えた稀少な一本をシュポン♪ (笑)
冷やではうまみを作り出す様々な要素が複雑に絡み合い、「ほほぉ、ようやく」という練れを感じさせるものの、燗をつけると…
火が通りきらなかった大根の煮物のようにゴリゴリした味わいが出てきて、先の長さを知ることになりまする。余計な甘がないだけにこの芯がとろけたら…とんでもない酒になりそう。
とはいえ、それを味わうには己の忍耐も鍛造しなければならないのが、ヒジョ〜につら〜い!! (笑)
奥様ばかりかお友だちまでご同伴の地元の呑兵衛氏との酒談義に気分を良くして…
「どぶ、アチチで♪」のお代わり?。
■生酛のどぶ H19BY仕込13号+11 瓶燗原酒
うぅむ、“日置桜” よりはまとまりを感じるものの、これまた強面。
フランスというと、まずポリス・カーを連想してしまうのは、クルーゾー警部のおかげで染み着いてしまったあの『待〜て〜待〜て〜♪』サイレン音の所為なれど、こうも待たせられるおチャケばかりだと、サイレンの鳴りやむ暇もありませぬ。(爆)
まっとうな造りの生もとは、忍耐が要るのですね!
To 狼亭さん
生?だけじゃないですけど、やはりまっとうな酒の完熟を求めると…
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」が現実のものとなりますねぇ。(苦笑)