ほっとする?
「これ、どう?」とカミさんが差し出す杯をひと舐め…
うぅむ、「如何にも生酛でござい」と香りだけは自己主張するものの、引き出しの多さと酒の出来は別物?
「すごくきれい」と続けるカミさん。ただし、酒質ではなく水に近いその色を指してのこと。(苦笑)
うぅむ、「如何にも生酛でござい」と香りだけは自己主張するものの、引き出しの多さと酒の出来は別物?
「すごくきれい」と続けるカミさん。ただし、酒質ではなく水に近いその色を指してのこと。(苦笑)
「じゃあ、こっちは?」と飲んでいた酒を差し出すと…
「何か落ち着かない」「だろう?」
7号酵母の酒にしては…ちと香りがありすぎるし、味わいに締まりやキレを感じさせないのですな。
「どっちも杯が進まないわねぇ」というカミさんの言葉がすべてを物語っておりまする。
然らば…
「こっちと同じ(原料)米の酒があるから、そっちをアチチにして」
■辨天娘 H18BY四番娘 純米吟醸“玉栄”
お蔵元同様、ちと眩しい若桜の娘さんのお出まし♪ (笑)
「ほっとする?」といきなり急加速グビのカミさん。
これも確か7号酵母だったはずだけど、この違いはなぜ!?!?
豚肉・鶏つみれの豆乳鍋をアフアフ♪
ヅケにされた稚鰤の刺身も程好くうまみが回って、青魚らしい味わいに溢れておりまする。
いきなり箸まで急加速と相成るのですから、やはりまっとうな燗酒は食を呼んでくれるのですな。
それを知ってか知らずしてか、未だに不自然な香りと派手な味わいの酒、これを称して “プンケバ酒” という、をキンキンに冷やして提供することが、良い酒を取り扱う飲食店の務めであったり、それを以て店を見極めたりされておりまするが、どういうベロをお持ちなのやら…。
ねっとり、かつ口の中でとろける里芋や甘ささえ感じる瑞々しい大根。
そして野菜と出汁のうまみをたっぷり吸い込んだ高野豆腐を口に運ぶ箸が止まりませぬ。
自慢の料理を生かすも殺すも扱っている酒次第♪
それが箸を進める燗酒なら、なお料理の評価が高まる上に売上げも増えるでしょうに。
あぁ、勿体なや勿体なや。(笑)
「ほっとする?」でグビ飲みしてしまうの、わかります?(涙)。
お父さんの例のお土産、飲んでいるとどうも食が進まないのですが(ごめんね)
残り少ない命の水に変えると、ぐびぐびと。。。
お父さんは「美味しいお酒を飲んで欲しいから」と言って、
知ってる限りの「良いと言われているお酒」を買ってきてくれたのだから、
そういうお酒に選ばれる蔵元は、
もうちょっとまっとうなお酒を造って欲しい・・・なんて思ったりするのでした??。
↑肝心なポイントは、
まだまだ私の教育がお父さんに足りないワケなんですが(>_<)!!
To まき子さん
どうせなら綿屋などお近くのお酒を買ってきてくだされば…。
まぁ、煮酒どんもあちらで吠えておられますけれど、
お酒を選ぶ前にまず酒屋を選べ♪と教えてさしあげてくだされ。(笑)