草臥れているとき
効き目がありそうな高いドリンク剤や精の付く食べ物を摂るなど、人様々でしょうが、おやぢはやや甘めの長期熟成酒が欲しくなります。
長期熟成酒については、『長期熟成酒研究会』のサイトが詳しいですが、熟成させた年月がアルコールの組成を細やかにし、それゆえ吸収分解も早いとされています。
これをぬる燗から上燗くらいに燗をつけると、まさに滋味という言葉どおりの味わいが、穏やかに身体の隅々までしみ込んでいくのを感じます。
この時ばかりは利くように酒をみることもなく、ゆるやかに回る酔いに心身の緊張をほぐし、そして導かれるままに深い眠りへと‥。
当たり前のことですが、翌朝、酒が残るようなことはありません。
風味が似ていることから「紹興酒みたい」といわれることの多い長期熟成酒ですが、真っ当なものを選べば、後味はもっと清々しく、翌日に持ち越す下品な酔いとは無縁。
こんな日本酒もあることを知っていましたか。
ちなみに手元でもっとも古い長期熟成酒は、昭和54(1979)年に醸造された二品。
どちらも四半世紀の歳月を経て、「時の恵み」と呼ぶに相応しい熟成を見せています。
こればかりは門外不出。;-)
門内なら飲めるのねん♪
うひゃあ、そういう返しがあったとは‥
これだけは飲ませませんぞ!! って、墓場までは持って行けないんだけど。(>_<)