ちょいとそこまで -山形紀行- part 5

山寺 1雪が残る月山を後にして、山形盆地へ入ります。
「今年はどこへ行きましょ?」「どこでもいいけど、羽黒山だけはやめてくれ」
と前回の階段上りで出羽三山ならぬ、散々な目に遭ったメンバーに懇願されつつ、連れてきたのは、またもや階段。(笑)
“山寺" として知られる “立石寺(りっしゃくじ)” ですな。

金山の大堰や大杉をのんびり眺めて、大石田か村山で蕎麦を…という手もない訳ではありませんが、あつみ温泉からではちょっと遠い。高速道がないと行動範囲が限られてしまいますねぇ。
東北はもとより敦賀から先の越前・近畿・山陰各地。北陸道沿線を除く日本海側の最大の泣き所かと。

山寺 22,446段という羽黒山には及ばないものの、それでも1,015段。しかもサンダル履きのまま。
いやはやいやはや、途中で足が…。
「杖、持って行がねのか?」
と車を停めた土産物店のおねえちゃんの言葉に素直に従っておけば…
も後の祭り。

悟られぬよう痩せ我慢をしながら、仁王門を過ぎ、開山堂や五大堂の見える茶屋まで到達すれば、奥の院までもう一息。さすがに汗が滲みます。

山寺 3切り立った岩山のそこかしこに刳り抜かれた跡や小さな堂が…。
その一つ一つが難行苦行を物語っているかのようです。

ようやく奥の院へ辿り着き、後ろを振り返れば…
ご覧の景色が眼下に広がります。
撮影した場所は華蔵院への道中。
今もここに住まわれているそうで、郵便配達員が毎日上ってくるとか。特別手当もらえるのかしら?(笑)

以前に山寺から遊仙峡を経由して宮城県へ抜けたことがありましたが…ほとんどがオフロード。今の車じゃやりたくありませんな。(苦笑)

蔵王露天風呂“山寺” でかいた汗を流そうと蔵王温泉の露天風呂へ一っ走り。白く濁ったお湯につかって筋肉痛の予防線を。

「風呂!!風呂!!」と急かされ、その後でもいいかと昼食を先送りにしたら、下りの上山方面は何にもない山道だけ。
こんなことなら蔵王への上りにあった食堂で山形名物 “冷しラーメン” でも食べておくのだった。orz

ちなみに “冷しラーメン” は越後長岡の一部でも食せまする。

【お終い】

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ちょいとそこまで -山形紀行- part 5” に対して2件のコメントがあります。

  1. まき子 より:

    一昨年、山寺は一気に登りきって「達成感!!」でしたが、
    昨年、羽黒山を登った時は途中からホントに尻込みしてました(笑)。
    ここまできたけど、あとどのくらいなんだろう?
    もう引き返したくないけど、先もわからない・・・って感じでしたよ〜〜。
    何よりも、登りきってから同じ道を下るのが、これまた辛かったです(>_<)。

  2. おやぢ より:

    To まき子さん
    実は…羽黒山はドライバーの特権で五重塔から引き返し、
    上で登ってくる連中を待ち構えていただけですから、
    あの地獄は知らないんです。X-)
    上りだけでも悶絶したのもいたのに、下りもなんて、すごいっ!!

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