鰯てもらうと…

雑草最近、高級魚となっていた鰯が豊漁なのか、ありがたいことに連日食卓に上っております。焼いても、煮ても、蒸してもうまいけど、こちらで鰯といえば、やはり “ぬた” でしょうな。
ただ、この辺の “ぬた” は、居酒屋の定番中の定番であるあの “ぬた” とは、ちと違います。

まず、鰯を捌いて適当な大きさに切り、酢締め、というより塩で締めませんから酢洗いといったほうが適当でしょうか、酢に放り込み、外側が白く(中は生のまま)なったら酢から上げ、酢味噌で和えればできあがり。

作り方は至って簡単ですが、簡単なだけに、鰯の鮮度と酢につける加減、そして酢味噌がキモになります。その酢味噌、居酒屋のように辛子や砂糖、挙げ句は黄身まで使うことに首を傾げることが多いですな。
「文字どおり酢味噌でいいのでは?」と思える “ぬた” を食べさせられる度に、せっかく高揚した外飲みの気分が萎えてしまいまする。

味噌も白味噌よりは普通の田舎味噌が好み。それにまっとうな酢。どうしても甘さが欲しければ、煮切ったみりんを少々。酒のアテにも、ごはんのおかずにも、こちらの方がずっと具合がいいように思います。
こちら流 “鰯のぬた” に短冊に切った山独活が加わろうものなら、もう「毎日鰯でいいっ!!」といってしまいたいほど、最高なんですけどねぇ。

■秋鹿 山廃特別純米酒 “雄町” H16BY
冷やでもウマウマになったものを飛び切り燗(55℃近辺)を超させて冷ませば…
“秋鹿” ならではの特徴的な酸が心地良いですな。殊に “雄町” はなおさら。
とはいえ、“山田錦” の方も捨て難いし、なんとも魅力的な山廃ですこと。

鰯、さすがに二日続いたので、三日目は煮付けでした。またもや梅干しもアテに…。
遠目に「えっ、今頃、黄菊が!?」と思っていたものは、玉葱のカレー和え。茹でた烏賊や胡瓜と和えられ、甘みもついているものの、夏向きにとびっきりの辛さ。
「ひぃ〜!!」
口にした途端…頭の毛穴から汗が噴き出て、ダ〜ラダラ。そこに燗酒ですから、滴り落ちる汗は止め処もなく…。X-)
とうとうタオルで鉢巻をしながら呑むことに。(苦笑)

あぁあ、とうとう “秋鹿” も空いちゃいましたよぉ〜♪

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鰯てもらうと…” に対して4件のコメントがあります。

  1. 煮酒 より:

    まだ、お燗で汗かいてないような気がする。
    お燗飲んでるんですけどね。

  2. 三平 より:

    え〜、こっちじゃ、お燗飲んでると汗ダラダラだよ。

    しかぁ〜しっ!
    玉葱のカレー和えって・・・
    カレーはいいとしましょう。
    でも、そこまで辛いのはいかんでしょう。
    ましてや、玉葱はだめでしょう。
    by玉葱撲滅委員会副会長
    (ちなみに会長はカンちゃんです)

  3. おやぢ より:

    To 煮酒さん
    そんなに涼しいんですか?
    閉め切ると湿気が気になって、ついつい除湿モードでエアコンを…。
    って、それですむってことはこっちもかなり涼しい!?

  4. おやぢ より:

    To 三平さん
    そりゃまた新陳代謝がよろしいようで。
    カレー和えというか、カレー漬というか、しんなりしていますから
    玉葱臭さはありませぬ。
    丸のまま、おみやにしましょうか?(笑)

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