初めての○○○
タイトルの伏せ字に何を期待しました? (笑)
二つ前の “どっちのどぶショー” でこのお酒のことを書いたら、小森谷嬢から「20の%割水後、60℃で燗せよ」という指令が下りましたゆえ、早速チャレンジ♪
実は…家飲みでの “割水燗” は、これがハ・ジ・メ・テ。
■睡龍 生酛のどぶ H17BY仕込20号+11
まずは愛用の正二合徳利にいつもの杯で一杯半、約70mlの水を注ぎ、開けて数日、冷やではまだ厳つい “どぶ" で満たしまする。
焼酎もですが、割水する場合は、必ず水が先、酒が後。
『先水後酒』と憶えておきましょ♪
これを700Wで2分30秒ですから、指令よりはちと高め。X-)
すると…
「ひょえ〜っ!!」
あらあら不思議、あら不思議。
あれほど厳つかった “どぶ” が口当たりもやわらかく、ふんわりと…。
そして、軽やかなれど薄さを感じさせずにスルスルと喉を通った後は、きれいな引き際。そして、ストンと腹に収まるではありませんか。
さすがは『燗付師』の異名を持つ小森谷嬢。
そのお酒に見合った飲み方を見抜く目はますます冴えを増しておられまする。
アテは、新秋刀魚の香草煮。皮目はピカピカと輝き、脂も程良く抜けて、身はしっとり。
牛肉・里芋・シラタキの煮物は煮汁たっぷり。薄味の煮汁も啜りながら “どぶ” をグビグビやれば、そこは『飲むごはん “どぶ” 』の独壇場♪
ただ、こうした効能を目の当たりにしても割水燗は…あまり所望ではありませぬ。
量を飲まなければ満足できないという齢でもありませんし…。
それに、そもそも製品として蔵出しされるからには、そのお酒を味わうに最も適したアルコール度数として意図されたものでしょうから、濃ければ濃いなりに、薄ければ薄いなりに。さらに、重ければ重いなりに、軽ければ軽いなりに、その時々の体調やアテに見合ったお酒を選ぶことをこそ楽しみたいと…。もちろん、締まりとキレを併せ持ったまっとうな酒であることは云わずもがな。
と根っからの強欲おやぢ。(苦笑)
とはいえ、緊急避難策としての使い途があることも知りましたゆえ、折々に応じた使い分けも楽しみたいと思いまする。そして、それを教えてくれた小森谷嬢に感謝♪
どうもありがとうございました。_(._.)_
あそこへ行くとよっしーが燗つけてくれますが・・
最初から最後まで頷きながら読みました。
大変考えさせられました。
K嬢の燗はさすがですね。
あたしも、今年の夏は、K嬢に教えてもらった2割水割り燗で乗り切りました。
いつもと違う楽しみ方も♪という感じで、割り水やってみたいです。
とはいえ、まったくのド素人なので、
こうしてプロの方が安全な割り方を教えてくださると
とってもありがたいです〜!
私もまだ家で割水燗したことがないので、
さっそくやってみようと思います。
燗酒おやじさまに気に入っていただけたようで、嬉しいです&ありがとうございます。
なぜかこのどぶ20号だけが、2割割り水燗の60度燗で一番味がしっくりとしたもので。
たくさん よっしーは、お燗の仕方を教えると素直で上達が早いです。こんなお燗は?とか、いろいろ工夫して一緒に私とお燗を楽しんでいます。
三瓶さん 暑い夏を乗り切れてよかったです。
まき子さん 割り水は必ず軟水ですると失敗しないです。
りえぞさん 今度、お会いした時に一緒にお燗遊びしましょ。
To たく@酒遊倶楽部さん
よっしーも、I坂さんもいいっ♪
下ができたから出番は減ったと思いますけど。:-)
To りえぞさん
深く考えなくてもいいんです。
いつもどおりお客さまにとって「おいしく・楽しく」を第一義に。
To 三平さん
割水燗って、まったくしなかったんですよ。
身体の具合やアテによって、造り手や原料米・酵母を変えて選びますから。
その実、薄酒嫌いが高じて今があるだけに…
薄めてまで呑みたいと思わなかった、が本音かも♪ (笑)
To まき子さん
この20%割水は、かなり水の分量が多い部類に入るかと。
もしやるなら、10%程度から試してみられては?
スルスルと滑りが良くなっても、決して呑み過ぎないように!! (笑)
To komoneko2さん
がらりと酒相が変わる意外性を楽しめますね。
お蔵に入ると自蔵以外のお酒は、なかなか呑む機会がないかもしれませんが、
某お蔵のように、あれこれいろいろなお蔵のお酒を調達して飲み比べるのも
蔵人さんたちのベロを鍛える上で有用かと。