重量級

Scene

実るほど頭を垂れる稲穂かな

なんて悠長に構えてはいられませぬ。
日中の湿った雪のおかげで竹がグニュ〜ッと。
まだひ弱な若竹ゆえ、このままじゃ雪の重みに耐えかねて折れてしまいまする。
あたふたと頭から雪まみれになっての雪落とし。X-)

まだ10cmほどでしたが、じっとしていると寒いだけなので、こんな時は身体を動かすに限ると、ついでに雪かきも…。
この冬はサラサラの雪が多いけれど、この重たい雪こそがこちらの常の雪。終わって中に入ったら汗が出てきました。
うぅ〜、ビール飲みた〜い!! (笑)


Scene■睡龍 速醸純米無濾過生原酒 H16BY
珍しや冷蔵庫に置かれていた開栓放置酒♪
冷やだとやはり若干の生臭を感じまするが、鍋を温めながらアチチ燗(60℃近辺)に。
「お、ウンマ〜い♪」
常温貯蔵と比べ、当然、熟成は遅くなるものの、熟成によるうまみと勘違いされ易い甘ダレもなく、流石にきれいですな。時間はかかりますけれど、やはり生酒は低温でゆっくりの方が、その酒本来の味わいを損なうことなく楽しめまする。

某書を鵜呑みにして、「生酒も常温熟成」と思い込んでいる諸姉諸兄、甘ダレとうまみは別物ですから、安直にもて映やすことなかれ!!
「えっ!? どれが甘ダレで、どれがうまみかって?」
それはまっとうな酒でベロの鍛錬をすれば分かりまする♪
これではあまりにも薄情なので…
いい造り手かいい売り手にお願いして、甘ダレサンプルを作ってもらいましょ。
その上で、同じ酒をきき(味わい)ながら教えてもらえばよろしいかと。

そのためにも、まっとうな縁をきちんと紡ぎましょうぞ。(笑)

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重量級” に対して10件のコメントがあります。

  1. 煮酒 より:

    生老ねを生の香りと思っている人も、はやく治しましょう?

  2. おやぢ より:

    To 煮酒さん
    御意♪ 🙂

  3. hirorin より:

    日本酒の味の表現で、「甘ダレ」はこの頃なんとなくわかるかな?って思うのですが、「生老ね」はまだどんなのかわからないです?
    何を飲んだらわかるんだろう??といつも思うけど、わかっていて飲むのもちょっと怖い。

  4. おやぢ より:

    To hirorinさん
    「生酒ってこういう味がするもの」と当たり前に思われている節もあります。
    「これが…」と指摘されれば、すぐに分かるはず。

  5. 田舎もん より:

    うーん、生ヒネ。。。

    ムレ香が統一見解かと。

    度合いとして表わすなら、

    酵素の酸化臭 < ムレ香 < 生ヒネ

    ムレ香になっちゃうと、ほぼダレが出ますね。

    では、ごめんなさい。

  6. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    同じ系統の香りだからどっちでもいいのですが…。
    ダレるのは仕込由来であって、経過によるものではないでしょ?

  7. 田舎もん より:

    生酒で置いといて、ダレてくるのを言ってたのではないのですね。

    うーむ、文脈を逸脱していた (^_^);;

    搾った生酒を置いておくと(熟成)、ものによっては、締まりのない、
    甘みの強い酒になることがあります。
    味が乗るのですが、バランスが良くないものになってしまうことが。
    搾ったばっかりのは苦くて、呑めないものが、だんだん清酒らしくなって
    ゆくのがおもしろいですね。

    では、ごめんなさい。

  8. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    いくら生酒であっても、搾った直後でいきなりうまい!! ってのは怖いですよ。
    ピークを手前に持ってきた分、後からどんどんボロになっていきますから。
    仰っている後者のタイプなら、至ってまっとうだと思いますけど。:-)

  9. 田舎もん より:

    お晩です。

    もちろん、後者ですよ。

    硬め味わいで、火入れが早かったのかなぁってのもあるわけで。

    では、ごめんなさい。

  10. おやぢ より:

    To 田舎もんさん
    火入れのタイミングは、他はともかく山形は早めですね。
    K先生のご指導ですから♪

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