お馴染みさん
面白い酒が発掘されたり、あれこれ見なければならなかったり…
こんな日が続くと馴染みのお酒ほど間が空いてしまうことになりまする。
このお酒も手にする機会は多いのですけれど、いずれも人手に渡すものばかりでしたから
「久々に…」
と開けたまでは良かったものの、その後頻繁にご指名がかかり、在庫切れ寸前。(汗)
■群馬泉 山廃酛純米
開け立てはやや素っ気なく、作 -ZAKU- さんで飲んだ時の「これが山廃酛!? 超特選の間違いでは?」という絶妙の燗によって引き出された味わいには程遠かったけれど、数日で「あぁ、これだよな」の馴染みの味へと変わってくれました。
『湯煎+錫ちろり』でやわらか、かつうまみたっぷりもいいですし、『電子レンジ+二合徳利』の手抜きもそれはそれで、キリッと締まった味わいをもたらしてくれまする。
ですから、わざわざ冷したり、そのまま冷やで飲もうとせず、ホンの一手間を厭わないでくださいな。冷し酒や冷や酒では決して辿り着けない、まっとうな燗酒ならではの新たな地平を開いてみましょうぞ♪
アテは鮭の白子のソテー。口の中でつぶしながら群馬泉をグビり♪
鶏手羽と蕪・人参・玉ねぎ・エリンギのミルク煮。とろけるような鶏でまたグビり♪
これのたっぷりあったスープを啜りながらもまたまたグビり♪
こんがり焼いて生姜醤油につけた黒はんぺんでまたまたまたグビり♪
またもまたもを繰り返していたら定量があっという間にお終いとなり、お代わり〜♪
もっと先も見たかったけれど、つい気分がでかくなって…
「これ、飲んでもいい?」と問うカミさんに「いいよ〜♪」
と軽々に答えてしまいましたゆえ、ひょっとしたら空けられてしまったかも。
【教訓】
飲んだなら 硬く締めよう 財布のヒモと軽いクチ (爆)
「普段に安心して飲めるお酒」というのは、やっぱり落ち着けて良いですね�。
お燗の美味しさが分かってからは、
ほんの少しの手間を「手間」と思わないようになるには、時間はかかりませんでした。
To まき子さん
御意。びっくり箱的な酒も面白いけど、肩肘張らずに飲める酒があってこそ。
そして、その手間を含めての「酒を飲む」という楽しみですな♪